かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

安心感

 今日僕は就活のためハロワへ行った。

 初めて行くし、ハロワの人怖いんじゃないかとか不安でいっぱいで、お腹が空かずご飯が食べられなかった。

 彼女は仕事で、そんな地に足がついていないふわふわした状態の僕に対していつも通りの彼女でいてくれた。

 どうしよう!こわいよ!ふあんだよ!どうしよう!ってなっている時に、普段と変わらない彼女がいると、少し冷静になれる。

 こわいね~ふあんだね~大丈夫だよ~頑張ろうね~って慰めてもらえるのも嬉しい気がするんだけど、そうなると僕はキリッとできずに、ずーっと嫌だよー怖いよーって言い続けることになるのでよくない。

 彼女は変わらず、いつも通りだから、僕もしっかりしなくちゃって思える。弱音を吐かずに頑張ろうって思える。

 おかげで僕はなんとか一人でハロワへ行って、とりあえずのやることはやってくることができた。

 彼女が一度、がんばれって言ってくれたのが、すごく力になった。彼女に応援してもらえているというのがすごく良い。

 帰りに職場に寄って彼女に会いに行った。彼女の後ろ姿を見つけて安心した。このあいだのY君の台詞と一緒だ。彼女がいたのが嬉しすぎて走って向かいたくなるのをちょっとこらえて、早歩きで向かった。

 彼女には安心感を与えてくれる何かがあるのかもしれない。さっき書いた、普段通りの状態みたいな、こちらがどれだけ焦っていても、浮ついていても、彼女はいつものままっていうのがきっと良いんだと思う。

 僕の就活がどうだったか、ぐいぐい聞いてくるわけでもなく、僕がこんなことがあってね、こうだったよっていう報告をするのを、うんうんって聞いてくれる。

 それだけでとっても安心する。

 彼女は相手の状態を理解した上で、取るべき最善の行動というのを常に思い描いている。僕が地に足がついていないような状態であれば、冷静でいてくれるし、逆に浮かない表情を浮かべていれば元気づけてくれる。

 彼女はシーソーのようにどちらかが傾いてしまった状態から平行な状態へと戻すバランス取りができる。これが安心感へと繋がっているのかな。

 彼女と少し話して、Y君にも就活の様子を話して、帰宅。

 安心した僕は、お腹がめちゃくちゃ空いて、そのあととっても眠くなった。

 もっと頑張って彼女にほめてもらいたいなあ。