かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

兄妹

 少し前にみずまんじゅうくんに妹が生まれた。

 今日やっと家にやってきた妹をみずまんじゅうくんはたいそう可愛がったらしい。みずまんじゅうくんはまだ妹という存在を正しく認識してはいないだろうけど、自分よりも小さい子が来て可愛がりたくなったのだろう。

 その話を聞いて非常に微笑ましくなった。

 みずまんじゅうくんが妹を抱っこしたがっている動画を見せてもらったんだけど、感動した。ちょっと前まで妹と同じくらいあかちゃんだったみずまんじゅうくんが、あかちゃんを抱っこしようとしている。今までで一番成長を感じたかもしれない。

 あ、妹の呼び名を募集します。ももちゃんにしようかと思ったんだけど、既にももちゃんはいたので、悩んでいます。

 彼女もまたあかちゃんの面倒を見る機会ができて、またもや大変になるのではないかと思う。

 とりあえず、あかちゃんが泣き出すと寝ていたみずまんじゅうくんが起きちゃうみたいで、それを寝かしつけるという任務が発生しているみたい。他にもきっとまた大変なことがあるんじゃないかな。

 彼女はみずまんじゅうくんと同じくらい妹のことを愛せるだろうか、と不安がっていたけど、きっと彼女は同じくらい可愛がれるはず。

 今度は女の子だし、服とか髪留めとか、色々女の子にしかできない格好をさせてあげられると思う。みずまんじゅうくんの時はこんな服着せたいけど男の子だからなあと諦めていたものが、今度は好きなだけ着せられるという楽しみがあるだろう。

 そしてまた、あかちゃんが少しずつ成長していく姿を見られるのだから、彼女はみずまんじゅうくんと同じように愛を与えて可愛がるだろう。もう一回やったからいいわってなるものじゃないしね。

 きっと、みずまんじゅうくんの時との違いとか、個性を見つけてそれを楽しめるだろう。僕もそういうのを彼女から教えて貰えるのが楽しみでならない。

 性別の違いによる成長の差とか、好みの違いとか、興味を持つものの違いとか。

 あとは妹という存在がもたらすみずまんじゅうくんの変化も気になる。

 優しくて良いお兄ちゃんになるんだろうなって思う。誰に強制されるでもなく、自分の好きなものを妹にあげたなんて話を聞いたら、僕はうるっと来てしまうかもしれない。

 今後、彼女からもたらされる話がすっごく楽しみだ。