かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

有能ポイント

 彼女の有能ポイントを挙げていこう。

 字が綺麗。これはかなりの有能ポイントだと思う。雑に書いたとか、うまく書けなかったっていう字でも十分なクオリティを持っているので、僕がうーんと悩みながら時間を掛けて書くくらいだったら彼女に全てを任せたほうが絶対にきれい。彼女自身が上手じゃないと思っているのに周りからは上手と褒められることがあるため、彼女としては複雑な気分になるようだが、読みやすい字で整った形をしているから、上手という評価は過剰なものではない。

 対応が早い。やると決めたらパパっとやるし、その行動に無駄がない。悩んで手が止まってしまうとか、行き当たりばったりでやってみてうまくいかないということが殆ど無い。手を付ける前に一連の流れは頭に描いているようだし、自分の中で解決できる問題であれば、悩むことなくさっと答えが出せる。

 人に聞ける。当たり前のことではあるけど結構できないこと。人の意見を聞く。自分一人の思い込みとか勘違いとかで間違った答えを出さないように、第三者に自分の考えを話してみて感想を求めるとか、単純に答えが分からないものを尋ねることができる。聞かずに一人で悩むとか、思考が停止してしまうとかっていうことがない。

 また、意見を取り入れることで偏った視点や考え方にならないようにしようっていう意識があることも有能ポイントだと思う。そういうのを意識して実行できる人は少ない。

 センスがある。これも散々言っているけれど、彼女のセンスは非常に信頼できる。なにかいい感じのものを作りたいとか、現状あるこれをもっといい感じにしたいとか、そういうふんわりとした要求に応えられる。見栄えを良くするとか、いい感じの雰囲気にするとか、配色や配置のようなセンスを求める作業で困ったらとりあえず彼女に意見を求めれば良い。自分が何か作った時も、彼女にどう思うか聞いて、いいと思うって言ってもらえると非常に自信を持てる。

 気配りができる。自分の状態、周囲の状態、人間関係などなど様々な要素を加味して気配りができる。あの人にはこう言ったほうがいい、でもあの人にこう言うと角が立つからこうしておこう、でもこれはこうしなきゃいけないからうまく言わなくちゃ、みたいな、全体のバランスを見て物事が円滑に運ぶよう気配りができる。

 会話の中でも、こう言ったら相手が喜ぶとか、こうやって盛り上げようとか、色々気配りしている。怒られて元気がない人に声を掛けるのとか、頑張って働いて疲れている人を気遣うのとかも、彼女の素晴らしい気配りが光る瞬間である。

 無能ばかりが蔓延る職場で、彼女の有能さが僕にとって救いとなっている。

 非常に助かるし頼りになる。

 ありがたい。