疲労×疲労
彼女と遊んだ後編。
もなかを置いて僕は再び彼女の家へと向かう。途中彼女から、みずまんじゅうくんのお母さんがご飯を食べ終わってからでいい?って連絡が来た。みずまんじゅうくんを見ていながらご飯食べるのは大変だろうし、ゆっくりご飯を食べたほうがいいだろうと思って僕は時間を潰すことにした。そもそも僕が勝手にこれくらいの時間に行けばいいかと家を出たので、どこかで時間を潰すということも織り込み済みだった。
まずお金を下ろして、金銭面での不安を解消。続いてコンビニへ立ち寄って飲み物でも買っておくことにした。そうすれば彼女を迎えに行った時にさっと飲み物を渡して、気が利く男を演出できる。
そうは思ったものの、今日彼女がなに飲みたいか分からんなあって思って、連絡してみることにした。でも返事が来ない。きっとみずまんじゅうくんの相手が大変でスマホなんて見ている暇がないのだろう、だったらここは男らしく自分で決めて買おう!と飲み物を選んだ。紙パックのコーナーにすごくパッケージのデザインが素敵な飲むヨーグルトがあって、これは先に選んだ飲み物とは別に買っておくことにした。彼女は飲むヨーグルト好きだし、デザインもいいから喜んでくれるんじゃないかなあって思って。更に今日は僕と彼女が大好きな、ハラミの焼き鳥があったのでそれも買っておくことにした。
完璧。
いや、完璧じゃなかった。ちょっと買うの早かったからね。
彼女から連絡が来て、家まで迎えに行って、遅くなってごめんねと謝る彼女におみやげをドヤ顔で差し出した。焼き鳥と飲むヨーグルトは予想していなかったプレゼントだったので、大喜びしてくれた。
なんとなくずっと、みずまんじゅうくんと遊んだ余韻が残っていて、ちかくにみずまんじゅうくんがいるような感覚があった。大層楽しかったってことだよね。
まず100円ショップへ行って、彼女が欲しかったものを購入。一番の目的のものは見つかったので、一安心。
それからショッピングモールへと向かった。
しかし今日早起きしてなれないことをした僕たちはこの時点で疲労が結構溜まっていた。特に彼女がかなりしんどそうだった。
少し長めの移動を経て、ショッピングモールへ到着。ここへ来るのは結構久しぶり。
ここに来た目的は今度生まれるみずまんじゅうくんの妹のためのガーゼタオル探し。いろんなお店が入っているし、欲しいタオルの条件に合ったものが見つかるんじゃないかなという期待を持ってやってきた。
ついでにいろんなお店を見つつ、タオルを探してみたのだが、なかなか条件にピッタリのやつがみつからない。歩きまわって疲労が無視できないレベルになってきた彼女と、空腹が無視できないレベルになってきた僕。少し早めの晩ごはんを食べることにした。
今日は和食。僕の希望を通してもらって、ありがたかった。
ご飯を食べてお腹が満たされ、ちょっと元気がでたけど相変わらず身体はしんどい。彼女もやっぱりかなりしんどそう。
彼女が昨日唐突に欲しいと言い出したカズーという楽器があって、それがショッピングモール内にある楽器屋さんに置いてあるかなって見にいくことにした。ないかなーなさそうだよねーって言いながらお店に入ってすぐのところで発見。
あまりにすんなり見つかって喜ぶというより、あ、あったねってなった。
とってもお安い楽器で、せっかくなので買ってあげることにした。今日は大きな収穫がなかったのでいいプレゼントになる!って思った。
それからも少しお店を見て回ったけど収穫はなし。ガーゼは諦めてショッピングモールを後にした。
とっても疲れたので、車で少し休憩。この後どうしようかと計画を練りつつ、彼女はゲームをしたりスマホを見たり、僕はごろごろしたりマッサージしたりしていた。毎回のように言っているけどこの時間が心地よい。ただ一緒にいるだけみたいな時間。目的地に向かうわけでも、何かどうしてもやらなきゃいけないことがあるわけでもないこの時間が非常に心地よい。
近くにある行ったことのないドラッグストアに行ってみよう!ってことで、ドラッグストア好きな僕たちは意気揚々と向かった。うそです。ぐったりしながら向かった。
ここでは彼女が最近欲しいなあと思っていたヘアブラシを買うことができた。ついでにお菓子を買って、糖分を補給。
今思えばこの辺で帰ることを提案すればよかったかなあと思う。それくらい彼女はしんどそうだった。自分が彼女と一緒にいたいという部分だけに夢中になってしまって、そういう思いやりの心が弱くなってしまう。
それからレンタルショップ兼本屋さんに立ち寄って、本を物色して、車で少しゆっくりして帰宅。
彼女はしんどいのを我慢して一緒にいてくれた。嬉しいし、ありがたい。でもこんなに無理させないようにもっと僕が気を利かせなくちゃいけなかった。
彼女はとっても優しい。ありがとう。
彼女の体調が心配。早く良くなるといいなあ。