彼女のワザは神がかっている
ババア共が狂いだしたという記事を書いた時に、彼女の頑張りについて少し触れた。今日はそのことについてもう少し掘り下げていこうと思う。
彼女は職場において、全員と円滑な人間関係を築く努力をしてきた。気難しい人に対しても、避けることなく積極的に関わっていって、信頼を得ていた。
それは容易にできることではない。僕が知る限り、そんな風にやっていける人は彼女しかいない。
仕事が時間帯で交代する職場だから、働く時間帯が違うと、面識はあるけど、ほとんど話したことがないというような人たちが出てくる。彼女の場合、いろんな時間帯で働いていたし、積極的に関わりを持とうと努力していたから、誰とでもある程度話ができるくらいの交流ができていた。
最初に僕が彼女と出会った時に、彼女から職場の人たちの情報をもらって、この人はいろんなことを知ってるなあって感心したものだが、まさにこれが彼女の努力の賜物だったといえる。
彼女から得た情報もあって、僕は職場の人たちと適度な距離を取りつつも除け者にされないくらいの位置で職場に馴染んでいけた。僕の力というよりも、彼女がうまく仲間に引き入れてくれたという感じで、会話の流れから僕の話題を出してくれたりとか、僕のポジティブな情報を職場の人に届けてくれたりして、本当に助けられたなと思う。
彼女は僕にだけではなく、こうやって周囲の人達の交流が円滑に行えるように気配りしてくれていたんだと思う。
彼女はそうしてずっと気配りを続け、努力をしてきた。
しかしある時、ババア共の中の一人(以降ババアAとする)が彼女を無視しだした。これについては何度かブログでも触れた記憶がある。唐突すぎる無視で、引き金が全く不明。更には僕も無視され、どうやら他にも無視されている人が多数いるという謎の状況。彼女の訴えにより上司が介入したものの、ババアAの言い分は意味不明。こちらに非があるようには到底思えない状態だった。
これは、立ってたら車がぶつかってきたみたいな、完全にこちらが被害者という状況だったんだと思う。
それにより彼女はババアAに関わることをやめた。
これは結構昔の話ではあるのだが、今起こっているババア共の狂った行動に深く関わっているのではないかと思う。
ババアAが彼女を無視するという頭のおかしい行動を取ったせいで、自ら重要な存在を手放してしまったのだ。
ババアAの味方をしてくれる存在。ババアAの意見を代弁してくれる存在。ババアAに対する接し方を他の人に教えてくれる存在。これら全てを彼女が担っていて、彼女がいてくれたからこそ、他の職場の人たちともギリギリのところでうまくやれていた。
それをババアAは失った。
それによって、ババアAは急速にその地位を失い(当時最も悪い意味で力と発言力のある存在であり、触れるな危険な存在と認識されていた)他のババア共が力を増していった。
ババアAが淘汰されるというようなことさえなかったものの、向こうがこちらに対して接触を過剰に避けてくるということで、無視されることを気にしなければあとは向こうが勝手に視界から消えていくという、今思えばある意味無害な存在となっていった。
そして、僕や彼女はババアAと一緒に仕事をしないようシフトを組むようになる。必然的に他のババアとの交流も希薄になっていく。
そして彼女の気配りもババア共に対しては、必要最低限にしか発揮されなくなっていった。
こうして、ババア共は、ババア共のために奔走してくれていた彼女を失ったのだ。
彼女は、ババア共が文句をいいそうなこと、気分を害しそうなことを、他の人たちに教えて、計画の中止や変更を促したり、ババア共の理不尽な意見をなるべく好意的に捉えて、他の人たちとの軋轢を生まないように間に入ったり、職場全体のバランスをとっていた。好き勝手に自分の意見を言い出すババア共が今まで、なんとか小さな問題を起こすだけで済んでいたのは、彼女のおかげだと言える。
ババア共がなにかしらの主張をすると、今まではその主張が頭おかしかろうが、理不尽なものであろうが、彼女がどうにかしようと努力してくれていた。だが今では彼女は助けてくれないし、もちろん他の人も好意的にその主張を捉えることはない。
そうするとババア共は自分たちの主張を受け入れさせるため、更に声を大にして主張する。そうすれば周りはババア共の頭のおかしさを強く認識することとなり、その主張は更に通らなくなる。
ババア共は今、自分たちで自分たちを追い込んでいる。
彼女という、ババア共のクソさを理解しながらも、表面上味方をしてくれて、ババア共が過ごしやすいように気配りをしてくれていた存在を失ったことが、この状況を生んでいるのだと僕は思う。
問題が起こる前は、これだけ頭のおかしいババア共を、彼女の気配りというワザによって無効化させていたということになる。
彼女のワザは神がかっている、という他ないだろう。