かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

ベルギーのチョコ

 今日は彼女と遊んだ。

 何をするかっていうのは特に決めてなくって、とりあえず彼女が早い時間に歯医者さんに行かなくちゃいけないというのでその時間に合わせて僕が迎えに行くことにした。

 いつもより早い時間に起きて支度をして、彼女を迎えに行った。

 今日の彼女は編んだ髪を後ろできれいにまとめてあって、とっても素敵だった。あと先日買ったといっていたガウチョパンツも良い色合いでとってもお似合いだった。更に、先日通販で買ったバッグも早速持っていて、これもまたいい感じだった。おしゃれさん。

 まず歯医者さんに彼女を送り届け、僕は忘れ物をしたので一度家に戻ることにした。忘れ物を取って戻ってくると、彼女の治療が終わる少し前くらいでちょうどいい感じだった。

 遊びに行くだけじゃなくって、こういう用事の時にも送り迎えができるのっていいなって思った。一番身近なところで役に立ててるなって感じがする。どんな時でも彼女のために何かしてあげられているときに喜びを感じる。

 歯医者さんを終えて、所用で郵便局へ立ち寄り、そのあとノープランだったため少しぐだっとしてしまったのだが、彼女の提案で昼食とすることにした。

 お寿司。

 最近行ってなかったお寿司屋さんへ行ったのだが、季節の関係もあってメニューが結構変わってて楽しかった。

 サーモンばっかり食べた。

 彼女はあんまり食欲が出ないようだった。後でおなか空いたらコンビニにでも寄っておにぎり買えばいいかということで、昼食を終えた。

 早起きしたのと、前日から風邪っぽい体調不良とで、彼女のコンディションはあんまり良くなさそうだった。気分がノッてこないというかテンションが上がらないというか。それでも彼女は頑張って楽しくしようとしてくれててありがたかった。

 コンビニへ寄ってお菓子と飲み物を買い、本屋さんへ。今日は二人が好きな漫画が出る日で、ワクワクしながら買いに行った。

 僕と彼女で一冊ずつ購入。彼女がわざわざ自分用で一冊買うというので、いかにこの漫画を彼女が気に入っているかがわかる。僕と彼女間で同じ漫画を二冊所持する必要ってあんまりないからね。貸してもらえばいいんだし。

 共通して所持している漫画は、僕と彼女が本当に気に入ったという誉れ高き漫画なのだ。

 車に戻るとさっそく読み始める彼女。僕は文房具屋さんに行きたかったので、そのまま車を走らせる。車酔いしないか心配だったけど大丈夫だったみたい。

 文房具屋さんにつく頃には読み終わっていた彼女は「期待しすぎてたみたい」と意味深な感想を述べた。決して面白くなかったわけではないのだろうが、彼女の抱いていた期待を越えてきてはくれなかったようだ。

 文房具屋さんでは、交換日記に使用しているバインダーがボロくなってきたので新しいものを購入。あと彼女の欲しいものをいくつか。大きな買い物ではなかったけど、必要なものをきっちり手に入れることができて満足。

 その後車の中で少し休憩。少し前から彼女と一緒にやっているゲームを一緒にわいわいプレイして楽しんだ。一緒にやるといいね、お互いのゲーム画面を覗き込んだり、会話での意思疎通も楽だし。一人でやるときの何倍も楽しい。

 キリの良いところまで遊んで、何かめずらしいお菓子はないものかとスーパーに立ち寄った。

 思えば今日はお菓子ばっかり買ったなあ。

 彼女がチーズかまぼこを食べたがったのでそれも一緒に買った。

 子供のころよく食べたなあって思いながら食べたら、かなりおいしかった。彼女の好きなものリストにチーズかまぼこを加えなくっちゃ。

 それから晩御飯は何にしようという話になって、少し前に行った和食屋さんに行くことにした。少し遠いので移動に時間がかかる。彼女には助手席の座席を倒してゆっくり休んでいてもらうことにして、安全運転を心がけ、目的地方面へと走り出した。

 ちょうど仕事終わりの時間帯だったからだと思うんだけど道がすごく混んでいて、本来掛かる時間の倍くらい掛かった。晩御飯には少し時間が早いので、先に化粧品がたくさん置いてあるお店に立ち寄った。あそこは何屋さんといえばいいのかよくわからない。

 一番最初に来たときは圧倒的な品ぞろえに衝撃を受けたこのお店なのだが、来るたびにその衝撃は薄れ、なんとなくわくわくしない場所になってしまった。彼女も僕も、そこに関しては同意見だった。

 せっかく来たからには何か買いたいねと話していたのだが、結局買いたいものも見つからず、無理やり買うものを作るのも意味のない話なのでそのまま店を出て、和食屋さんへと向かった。

 楽しい買い物もあまりできず、体調も好調とは言えない状態の彼女は、元気がでないままだった。車での移動中に休んでもらえるように気を配るくらいしかできなくて、何かもっと元気づけられたらいいのになあと思った。それどころか何度か彼女をピリピリさせてしまう場面があって、反省した。

 和食屋さんでは、二人とも鍋料理を注文した。おなかがだいぶ膨れて満足。彼女はやっぱり食があまり進まないようで、ちょっと心配だった。気付いたけど僕はすき焼きが大好きらしい。

 食事を終え、どうやら今まで行ったところに僕たちが欲しがっているものはなかったのだという結論に至った。本来僕たちが行くべきところは雑貨屋さんだったのではないかという説が浮上した。しかしもう時間的に雑貨屋さんに行くのは厳しい。閉店してるくらいの時間だし。

 そこで僕たちは、大好きドラッグストアへと向かった。

 二人がとっても好きなドラッグストアへ行けば元気になるんじゃない?という彼女の素晴らしい提案。その提案は大正解だったようで、ドラッグストアへ到着するとなんだか元気が出てきた。不思議なものである。特に僕がはしゃいでた。

 しかしここでも、彼女がわあすてき!欲しい!ってなるようなものは見つけられなかった。残念。僕が洗顔用の石鹸を欲しいというので、彼女が現在使っているものとおそろいの石鹸を買おうとしたんだけどそれも置いてなかった。

 仕方がないので、お菓子コーナーで見つけた少し高級そうな、ベルギー産のチョコレートを買って、あとチーズかまぼこを買った。

 見たこともないチョコレートだったからおいしいか不安だったのだが、食べてみるとびっくりするくらいおいしい。濃厚なのにくちどけがすごく良くて、こんなにおいしいのか!と僕はひゃいひゃい言った。彼女が、ちょっと引くくらいテンションが上がっていた。本当に美味しかった。彼女もおいしいって喜んでたので、これは買って大正解だった。

 石鹸を探そうともう一か所ドラッグストアへ行ったのだけれど、ここも空振り。仕方ないので今日買うのはあきらめた。

 いつも立ち寄るコンビニへ行って、しばらく休憩。彼女にマッサージをしてあげたんだけど、今日はなんだか痛いみたいで、あんまり上手にやってあげられなかった。僕の力加減なのか、押す位置なのか、それとも彼女の身体側の問題なのかよくわからなかったけど、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。せっかくの機会を。今日はすっごく寒くて、彼女が冷え切っていたので、それも一因かもしれない。

 最近よく聞いているバンドの曲で彼女が気に入っているものがあって、その歌詞がなんだか僕っぽいという話で盛り上がった。確かに僕もこのバンドの歌詞には共感できる部分が多いなと思っていただけに、その指摘は確かに!ってなって面白かった。

 そうこうしている間に、帰る時間になってしまった。早めに帰るって言ってたけど結局いつもと同じような時間まで一緒にいてもらえた。嬉しい。集合が早かったからいつもより長い時間一緒にいられた。

 いろんなところに行けたし、一緒に過ごす時間も長くて、充実していた。

 調子が上がらない中、楽しく過ごせるように気を遣ってくれてとっても感謝している。

 ありがとう。