かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

1000回

 さっき書いた記事でどうやら1000記事目だったらしい。

 四桁という大台に乗ったことは結構びっくりなことだ。

 今まで一番書いたブログで約600記事。しかも6年の歳月が掛かってそれだ。

 その半分の期間で、圧倒的に多い記事を書き上げたことは自分の中で快挙と言ってもいいと思う。

 しかもこのブログ、過去に一度だけ外泊により更新が遅くなったことを除けば、毎日欠かさず書いているわけで、しかも記事数で言えば一日一記事以上のペースで書いているのだ。

 ここまでの間に、いろんなことがあった。嬉しいことも楽しいことも、嫌なことも悲しいことも、たくさんたくさんあった。

 それを毎日ここに書き記してきた。

 僕が彼女を怒らせてしまったこと、嫌な思いをさせてしまったことも、包み隠さず書いてきた。僕の失敗の記録でもあると思う。

 それ以上に、楽しかったこと嬉しかったことをたくさん書いた。彼女と出かけた場所や、食べたもの、その時の彼女がどんな風に可愛かったか。彼女と一緒にいることで手に入れたたくさんの幸せがここに詰まっている。

 すべてを読み返そうと思ったら相当な時間がかかると思うなあ。

 文章を書くのがうまくなったかは分からないけど、少なくともこの形式のブログを書くのはうまくなったという自負がある。

 ある程度自分の中で書き方が出来上がった感じがする。

 当初からこれくらいの文字数書こうっていう目標があって、それが大体800字だった。最初、文章を書くのが好きだったとはいっても毎日一定の量の文章を書くことに慣れておらず、800字を達成するために四苦八苦していた。書き上げても文字数が足らずに、細かく付け足しをしたり、表現を変えてみたりして文字数を稼いでいた。

 800字という基準は僕が勝手に考えた、最低限読みごたえを生むのがこれくらいかなあという感覚的なものだった。

 彼女は文章を読むのが早い。しかも早いからと言って適当に読んでるわけじゃなくて、隅々まで読んで理解している。これすごいと思うんだけど、これはまた別の話。

 ある程度の文量があってもパパッと読んでしまうような感覚だったので、なるべく長いほうが、彼女も嬉しいんじゃないかって思っていた。

 しばらくすると慣れてきて、気付いたころには800字という基準を難なく越えられるようになっていた。

 試行錯誤して、安定しない時の記事もそれはそれで面白さがあったのかもしれないけど、時間は掛かるし内容もぐちゃぐちゃしてしまう。今は時間で言えば半分くらいで書けるようになったし、内容もある程度まとまったものが書けるようになったと思う。時々どうしようもなくまとまらないときもあるけどね。

 この積み重ねで、僕は知らず知らずのうちに何かを得ているのかなと思った。

 ブログは、僕から彼女への手紙のような感覚で書いている。その日あったことの記録であったり、彼女についての考察であったり、本当にしょうもないことであったり。とにかくそのすべてを僕は彼女に向けて書いている。こんなことがあったよね、あんなことがあって楽しかったよねとか、彼女にはこういう部分があると思う、そういうところが素敵だと思うよとか。語り掛けるようなつもりで書いている。

 僕がこのブログで彼女のことを褒めれば、それが彼女の自信に繋がるかもしれない。素敵だよって言えば喜んでくれるかもしれない。そう思って書いている。彼女のことを喜ばせたくてしかたないのだ。

 僕は思いを口で伝えるよりも、ゆっくり考えながら文章にするほうが得意だ。口で伝えることの重要性も理解しているし、大事なことは直接彼女に伝えたいと思っている。ただ、普段彼女に伝えたい事、彼女にわかってもらいたい事、彼女についてのあれこれは、ここでブログにすることで、彼女にしっかりと伝わるんじゃないかなって思っている。彼女は文章に対する理解度が高く、読み解く力を持っている。だから僕が伝えたい事、僕の考えっていうのをきっと良く理解してくれると信じている。

 これは僕と彼女ならではのコミュニケーションだなって思う。

 このブログは、不特定多数の人が見る可能性のあるものではあるけど、僕と彼女のものだと思っている。このブログを書くことは僕にしかできないことだ。彼女のためにブログを書くことは他の人もやろうと思えばできるかもしれない。僕みたいに続けることだってできるかもしれない。

 でも僕の感じた事、僕が思う彼女の良いところ、可愛さ。それは僕にしか書けないことだ。

 僕を通して見た彼女を、できるだけ正確に伝えたい。

 これだけ彼女のことを見て、彼女のことを考えて、彼女に夢中で、彼女が大好きな人間がいることを。

 彼女のために何かしたいって思って、うーんうーんうなりながら、毎日欠かさずブログを書いちゃうような、彼女の虜になっているちょっと気持ち悪い男がいるっていうのをこれからもアピールしていきたいなって思う。

 ふと彼女が、自分の隣にいつも僕がいるな、なんて思ってくれたら、飛び跳ねるくらいに嬉しいよね。

 そんな風に思ってもらえるように、僕はブログを書き続ける。