かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

一緒にやる楽しさ

 昨日、彼女と話をしていたときに、昔僕が売り払ってしまったゲームの話になった。彼女が最近それをやっているってことで、持っていれば一緒にやれたのにねっていう。

 飽きたゲームはほいほい手放してしまうので、このゲームを売ってしまった時の僕はあんまり深く考えずに、もうやらないだろうと思っていた。

 だが、よくよく考えてみれば、Wi-Fi通信で協力プレイができる貴重なゲームで、彼女と一緒に遊ぶことのできる数少ないものなのだ。

 この時以外にも何度か売ってしまったことを後悔していた。

 ゲームタイトルをどこかで見かけた時や、彼女がそれについて口にする時や、結構色んなタイミングで売らなきゃ良かったって思ってた。

 そして昨日、彼女が楽しく遊んでいるっぽかったので、やりたくなった。彼女が遊んでいる今、僕が持っていれば一緒に遊べる。めっちゃやりたい!

 こうなったら僕の決断は早かった。

 買う。

 明日探しに出かけようなんていう甘っちょろいことは言っていられない。ダウンロード販売に手を出した。これならもう二度と売り払うなどという過ちも犯さない。

 彼女がまた買うなんて言わないでね!って言っていたんだけど、もう僕の決意は揺らがなかった。彼女としては、彼女のせいでまた僕が散財するのはよくないと思ってくれたんだろう。

 ありがたい。

 けど買っちゃった。

 ダウンロード販売が思ったより安かったのも僕の背中を後押ししてくれた。

 昨日のうちにある程度遊んで、今日も暇な時にずっと遊んでた。久々過ぎて勝手が分からず、思い出して慣れるまでちょっと時間がかかった。

 彼女が仕事から帰ってきて落ち着いた頃に、ゲームの話をしていたら一緒にやってくれることになった。

 電話しながら一緒のゲームをする。なんて楽しいんでしょう。まるで隣で一緒にゲームやっているみたいな。

 こういう楽しさを味わうには、休日に彼女と一緒に遊ぶという手段しかないと思っていたけど、家に居ながらにして彼女とこんなに楽しい時間を過ごすことができる手段を手に入れてしまった。

 たのしい。

 ゲームプレイにも彼女の性格がよく表れていて、アイテムを溜め込むのとか、これを逃すと手に入れられないみたいなアイテムはどうしても欲しくなっちゃうとか、すごく彼女らしいなあって思ってそういうのを発見するのも楽しかった。

 何度も、買ってよかったって思った。この楽しさのためならゲーム三本分くらいのお金を払ってもいい。

 ゲーム内でも彼女の役に立てると嬉しいので、お金集めて彼女に貢ごうかと考えてしまう。ただ彼女のほうが圧倒的にゲームが進行しているので、今のところほとんどお役に立たない。

 すごく楽しかったので毎日でもやりたいくらい。

 一緒に遊べればなかなか飽きないだろうと思うし。

 しばらく楽しめそうなので、彼女の飽きがこないことを祈りつつ、時間を見つけて一緒に遊んでもらいたいなあ。

 ゲーム自体の楽しさも重要ではあるけど、彼女と一緒に何かするのはやっぱりものすごく楽しいなと実感した。

 おわり。