かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

休日の過ごし方

 今日は彼女がお休みで、久々にゆっくりできる日だった。

 しかしなんとも残念なことに、昨日ぷっちょを食べていた彼女の歯の詰め物が取れるという事件が発生。

 今日はゆっくりできるかと思いきや、歯医者さんに行くという予定ができてしまった。

 歯医者さんにいい思い出がない彼女はすごく憂鬱だったみたいだけど、行く決心をして予約の電話をしていた。

 彼女には丸一日予定の入っていない日というのがほとんど無くて、今日みたいな日はかなり貴重だ。それが歯医者さんで潰れてしまい、とっても残念そうだった。

 こういう丸一日暇な日は「せっかくの休みだから日頃の疲れを癒やすために全力でだらけよう」という人と、「せっかくの休みなんだからいつもできないことをやろう!」という人と、大きく分けて二パターンだと思う。

 彼女はいつもできないことをやろう派の人だと思う。

 それはどうしてかっていうと、さっきも言ったとおり、こういう休みが少なすぎるからだ。やりたいこと、やらなきゃいけないことができないまま積み重なってしまっている。部屋の片付けとか、撮りためた番組とか。

 今日の彼女は部屋の片付けをしようとしていて、そのため本当は早起きもしたかったようだ。しかし蓄積した疲労もあってたっぷり寝てしまい、更に歯医者にも行かなくてはいけないということで、一日を無駄にしてしまったというような気持ちになっていたみたい。

 たくさん眠れたのは良いことだし、ちょうど休みの日に歯医者に行く必要が出てある意味ラッキーだったと言えるし、歯医者さんが終わった時間からでもまだまだ一日は終わりではない。

 悪いことばかりではないと思ったが、彼女としては、時間があまりない状態から片付けを始めて、結局中途半端な感じで終わってしまうことになるのが嫌だったのかなあと思う。

 歯医者さんが終わって、僕と合流した彼女は100均で収納用具を購入して片付けに臨んだ。

 歯の詰め物が取れたことにものすごくショックを受けて落ち込み、歯医者に行くのもすごく嫌がっていた彼女だったが、結果的に他の良くない歯も見つかったから(詰め物が取れて)よかったんじゃないかなと、めちゃくちゃポジティブなことを言っていて感動した。それを言う顔は憔悴しきっていたけど。

 片付けは一区切りつくところまで頑張ったようで、特にDVDコレクションの整頓は目に見えてスペースを縮小できて、結果を写真で送ってもらった僕が一人で盛り上がっていた。

 彼女には全く予定のない日に二連休を用意して、片方を完全に身体を休める日、もう片方を普段できないことをやる日にしてもらえれば、きっとリフレッシュできるんじゃないかなと思う。

 僕と遊ぶ日として貴重な一日を使ってもらっているから、時折申し訳ないなって思うことがある。この日を彼女が自分のためだけに時間をつかえる日にしたら、彼女はすごく休まるかなあとか考える。

 でもきっと彼女は僕と一緒に一日を楽しみたいって思っているはずだし、一人でいるよりも良いと思って一緒にいてくれているってことだから、僕は申し訳ないなんて思っていないで、精一杯頑張って、僕といてよかったって思えるようにしなきゃなって思う。

 彼女にとって、一番いい休日の過ごし方ができるように、サポートしていきたいなって思う。