彼女と笑い

　笑いに関すること全般を彼女と結びつけて考えてみる。

　というのも、先日改めて、彼女の笑い方が好きだなって思ったから。

　本当に愉快な時に、んふふって感じで自然と漏れてくる笑い方がすごく好きで、釣られて笑っちゃうし、嬉しい気分になる。

　他にもすごく限定的なタイミングでしか聞けない、ちょっと甘えた感じのある笑い方も好きだ。これはかなり貴重なので聞けたら頭に焼き付けておかないといけない。

　どんな笑い方かというのを具体的に表現できないのがもどかしい。たまらなく可愛いのだ。

　笑い方だけじゃなくて、笑っている顔も好きだ。

　ニコッて僕に向かってすごくいい笑顔を向けてくれるのも可愛くて素敵だし、上記のような笑い方をしているときの笑顔もすごく良い。

　以前は照れ笑いみたいな表情をみることができたんだけど、今はほとんど見ることがないので、それがちょっと残念。彼女を照れさせるのは至難の業だと思う。

　笑い声を出すほどしっかりした笑いではなくても、軽く微笑みをたたえているような表情も素敵だ。穏やかな優しさを感じさせてくれる。彼女がそんな表情を浮かべている時は見ていて安心する。

　彼女が笑顔を向けてくれると心が暖かくなる感じがするし、幸せを感じる。

　彼女がいつも笑っていられるようにできたらいいんだけど難しい。僕が原因で笑顔を奪ってしまうこともあるし。

　少し前には散々言っていたけど、彼女の笑顔はすごく可愛いから、チャームポイントと言っていいと思う。

　彼女の笑顔を見たいから、なんとか笑わせようとするんだけど、かなりハードルが高い。

　彼女と出会って、僕が多少面白いことを言える人間だという幻想は打ち砕かれた。

　ここで笑ってくれ！という意志を込めた発言は、口元がぴくりともしない彼女の無表情によって跳ね返されてしまう。彼女の笑いに対するハードルが高いから仕方がないという思いと、僕がものすごくつまらない人間なんじゃないかという思いが同時に襲ってくる。

　逆に彼女が起こそうとする笑いにはことごとく引っかかって、笑ってしまう。笑いに対する要求レベルが高いから、彼女の発言のレベルも高いのだ。

　僕が奇跡的に面白いことを言えて、彼女が笑ってくれたり、僕が彼女の発言で笑ったりすると、そこからお互いにつられて笑うことが多い。

　二人で笑い合えるのって本当に幸せだなって思う。

　彼女の姿を思い描こうとすると、笑顔の彼女が出てくる。

　彼女と笑いっていうのは色んな意味で強く結びついているものだ。