かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

ふと思った

 今日ふと、僕は彼女に緩やかに嫌われていくんじゃないかって思った。

 そんなにネガティブな話ではないから安心して欲しい。

 ただふと、そう思った。

 彼女と一緒にいると、自分の良くないところというのがよく見える。

 優柔不断なところとか、言い訳してすぐに謝れないところとか、目を見て謝れないところとか、否定的なことばかり言ってしまうところとか。気持ち悪いところとか。

 彼女に言われて気づくこともあれば、自分であぁ今の良くなかったなあって思うこともある。

 僕は余計なことをいうことが多いようで、黙っていればいいときに余計なことを言って事態を悪化させたり、悪いタイミングで口を挟んだり、かと思えば何か言わなきゃいけないところで黙ってしまう。

 自分の悪いところというのは勝手に出てきてしまう。もちろん抑えておくことができないわけじゃない。気をつけていれば、上手くやれることだってある。でも気持ちが緩んでいたり、他のことに意識を奪われていたりするとやってしまう。

 こういうことの積み重ねが、彼女をどんどんうんざりさせて、僕が気付かないうちにゆっくりと彼女が僕のことを嫌いになっていくんじゃないかって思う。

 現状に慣れてしまったことで、彼女に対しての態度とか言葉を前ほど真剣に考えていないんじゃないかということに思い至った。こう言えばいいだろう、こうやっておけばいいだろうというような思考になってしまってはいないだろうかって。

 現状にあぐらをかいて努力を怠ってしまってはいないか。

 僕にとって彼女はずっと変わらず大切な存在で、大好きで、僕の最大限の愛情を持って彼女と接してきたつもりだ。

 それでもまだ僕には努力の余地があるはずだと思う。

 彼女に出会った頃の僕よりは多少、ましな人間になったような気はしている。それでもまだいくらでも成長の余地はある。

 彼女が素敵って思ってくれるような魅力のある人間になりたい。今の僕にはそれが全く無いように思える。

 漠然としていて、具体的にどうするの?という感じなんだけど、今まで彼女に言われたこと、彼女と一緒にいて感じたことを実践していくしかない。自分の弱さと向き合うことが必要なのだ。

 惰性ではなくて積極的に僕のことを好きでいてもらいたいなあって思う。願望。

 でも願っているだけじゃだめだから、僕は努力をしなくっちゃいけない。空回りしないように注意しながら。