かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

書くこと

 彼女は書くという行為が好き。

 伝言のためにメモを残しておく、何冊かの日記を毎日書く、作りたい料理のレシピを書き留めておくとか。

 必要だからやっているという部分もあるけど、やっぱり彼女の中で書くという行為は好きなことに入るんじゃないかなと思う。

 そういえば昔、好きなアーティストのCDを貸すついでに、歌詞と曲に関するちょっとした情報をまとめた紙をすべて手書きで作っていた。それはやがて僕の手元にやってきて、いまも僕の本棚の片隅に置いてある。

 かなりの量で、これを書くのにどれくらい時間が掛かったのか想像できないが、簡単ではなかっただろうと思う。

 これは彼女の好きなアーティストに興味を持ってもらいたい、知ってもらいたいという彼女の強い思いがあったからできたことだろうし、同時に書くということに楽しさを見出だせるからこそできたのだろう。

 同じように、彼女が毎日日記を書いていることも、日々あったことを記すという楽しさよりも、それを書いていくということに楽しさや意味を感じているように思える。

 僕がこうしてブログを続けていられるのも、文章を書くことが好きだからというのが大きな理由だ。一番大きな理由は彼女に読んでもらいたいからなんだけども。

 彼女と同じように僕も書くということは好きだけど、彼女ほどこまめに書けない。日記も放っておいたら三日で書かなくなってしまうし。彼女の継続力ってすごいなあと思う。

 少し話がそれるけど、僕は外的要因がないと物事をずっと続けるというのが難しい。自分の中から続ける理由というのを発生させられない。彼女が見てくれるからブログは続けられるし、彼女と交換してるから日記も続けられる。これが自分のために書いているだけだとすぐに続けられなくなってしまう。

 彼女は外的な要因がなくても、物事を継続することができる。これって僕から見るとすごいことだ。これができる人って少ないんじゃないかな。

 特に彼女は書くことに関係することでの継続力があるように思う。

 僕は彼女の書いたものを見るのが好きで、それは単なるメモでもそうだし、長文でもそう。彼女の書く文章には破綻がないし、読まれることを意識している気がして読みやすいのだ。伝えようっていう思いを感じる。

 それに彼女の文字も好きだしね。

 先に述べたように僕も書くことが好きだし、彼女との共通点がこうやってあることが嬉しい。