かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

存在感

 今日は彼女がお休みだった。

 月曜日は忙しい日で、やらなきゃいけないことが多い。それにしても今日は忙しかった。

 忙しい日に彼女がいないと、彼女が不在であることの大変さと、普段彼女がいてくれてどれだけ助かっているかを痛感させられる。改めて彼女に感謝するいい機会だなって思う。

 彼女がいると、僕が把握していないところで仕事をこなしてくれるから、いつの間にか仕事が終わっているという感想を抱く。

 彼女がいないと、大体僕が把握している範囲でしか周囲が仕事をしてくれない。だから、あれやって欲しいなこれやって欲しいなって思い続けて仕事をしている。結局やってもらえないから自分でやることになるし。

 彼女がいれば、各々が抱えている作業の進行具合とか、控えているタスクとか、そういうのをお互いが把握して仕事を進めることができる。彼女の作業がここまで進んでいるから僕はこれをやろうとか、僕の仕事がここまでしか終わっていないから、彼女が気を利かせて僕の作業を一つ請け負ってくれるとか。

 非常にスムーズなんだよね。

 安心して任せておけるから、進捗を気にしなくてもいいし、わざわざ様子を見に行かなくてもいい。終わったあとにチェックもいらない。

 彼女以外の人とはそういう高次元なコミュニケーションは取れない。

 他の人と一緒に仕事をしていると、あの仕事終わったかなとか、間違えてないかなとか、これに気付いてないだろうなとか、気になるから放っておけないし、仮に放っておいたとしたら何か重大な問題が起きてしまう。

 今日もそうして僕は心が休まらなかった。そして目の前に積みあがられた仕事を誰の力も借りずひたすら消化していった。

 僕がやらなくても彼女がやってくれるという安心感みたいなものがあって、実際にやるのが僕になったとしても、彼女がいてくれるっていうだけで気持ちが違う。

 それに話し相手としての彼女の存在も僕にとってすごく大きい。

 これについて話がしたい、ちょっとおもしろいことがあった、気になることがある、どんな時でも彼女のところにいけば話ができる。求めていた答えが返ってきたり、面白い切り返しがきたり、時には怒られたり。何か話したいことがあればとにかく彼女のところに行ける、相手をしてもらえる、というのも僕にとって心の安定に重要な要素だ。

 そんなわけで、今日はとっても疲れた。そしていつもの彼女の頑張りに感謝した日となった。