かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

書く

 彼女は何かを書くのが好きだと思う。

 几帳面とも言えるかもしれない。

 彼女は手帳を使っていて、そこに予定を書き入れている。まめに予定を書き入れて整理している。僕にはそれができない。何度か手帳を使うのかっこいい!と思って買ったことはあるんだけど、全く続かなかった。

 あと彼女は日記をいくつも書いている。僕があげた、毎日一つの質問に答えるだけの日記とか、何年間か続けている日記とか。僕との交換日記もそうだ。

 だから書くという行為は彼女と密接に繋がっているんだと思う。

 よく彼女は仕事上の伝達事項をメモに残す。特別なことというわけじゃないんだけど、他にメモを残すのが僕くらいしかいないので、僕と彼女のメモばかりが貼られているような状態。

 特に彼女は、分かりやすく丁寧にメモを書いてくれるのでその後の作業に問題が起きにくい。

 作業を引き継ぐときにも、残った作業を分かりやすく記してくれてあるので、続きをやりやすい。

 書くのが面倒だから口頭で済まそうって思うようなものでもメモとして書いてくれる。口で伝えるよりもメモのほうが確実だし、より確実性を求めるならメモにプラスして口頭での説明をするのが一番良い。彼女はそれをしてくれるのですごく助かる。

 で、彼女はそうやって物事を文章にしておくのが好きなのかなって思った。書くという行為は物事を整理できるし、自分の理解度も振り返ることができる。自分のなかであやふやなことは文章にできないしね。

 仕事のメモとかは、必要に駆られてっていうことが多いとは思うけど、日記とかは趣味といえると思う。

 時間が取られるので、最近は書くことが大変になっているみたいだけど、日記を書くということは彼女にとって、一日を振り返る大事な時間だ。

 書くことに関して彼女は手を抜かない。雑な字で誰も読めないっていうことがないし、文章としておかしくて意味が伝わらないっていうこともない。だからきっと、彼女にとって書くということは好きというのもあるかもしれないけど、大切なものなのかもしれないなと思った。