かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

センスと才能

 彼女にはセンスがある。

 センスにも種類があるわけで、今日はその中から二つ紹介する。

 まず笑いのセンス。

 彼女の笑いのセンスはそこら辺の人よりだいぶ優れている。ちょっとした仕草で笑いを生み出し、言葉の端々からユーモアを感じさせる。笑いに対するセンスがあるから、お笑い芸人なんかを見ていて、この人達のこれが面白いとかこれはつまらないみたいな批評も的確。聞いてて納得するばかりだ。

 言葉の選び方とか、間のとり方、相手の使い方、すべてにセンスを感じる。

 僕がつまらないことを言ってしまったら、それを面白くするのもそのままにして僕を滑らせるのも彼女次第というくらい、彼女によってその場の面白さっていうのが決まる。

 このセンスは持って生まれたものっていうだけじゃなくて、彼女の日々の鍛錬によって磨かれたものだと思う。

 変顔の練習をしたり、ものまねの練習をしたり、笑いに対しての姿勢がストイックだから自然とセンスが磨かれていく。

 この画像に面白いセリフを入れてみてください、みたいなお題を彼女に出したらきっと素敵な回答をしてくれるんだろうなあって思う。

 次にプレゼントのセンス。

 これは以前から彼女が欲しいと言っていたセンスで、でも僕は彼女はもともとそのセンス持ってるんじゃない?って思っていたものでもあった。

 最近、彼女のひらめきによって選ばれたプレゼントがすごく良いものということが立て続けにあった。

 双眼鏡とピザ柄の靴下なんだけども、どちらも無難なプレゼントをしたいときには絶対に選ばないものだ。

 相手の趣味とか好みが分かっていて、変化球気味なプレゼントを受け入れてくれるだろうという見込みがあって初めて選べるひと味ちがうプレゼント。贈る側がこれは面白い!って思って渡すものほど滑るっていうのは想像つくと思う。変化球気味なプレゼントって、定番から外した謎グッズを送ればいいって言う訳じゃない。ここでプレンゼントのセンスが試されるわけだ。なんだこれー!ってびっくりしたり笑ったりしてくれてプレゼントとしてのサプライズ感を与えつつ、もらって嬉しいって思えるもの、使えるものっていう実用性も兼ね備えたチョイスをするのはかなり難しい。

 彼女はその条件をクリアしたプレゼントを瞬間的なひらめきによって決定した。これは彼女の優れたセンスが生み出した最高のプレゼントだったと言っていいと思う。

 彼女が誰かへのプレゼントを選ぶっていうときに同行させてもらえることが多いんだけど、かれこれ二年間くらいの間に彼女のプレゼントセンスは磨かれていると思う。これをくれるなんて彼女らしいとか、彼女だからこそこれを選んでくれたんだなって相手が思うようなプレゼントをするのが上手になってる。

 これもまた元々持っていたセンスが更に磨かれているんじゃないかなって思う。

 全体的に彼女はセンスが良くて、服の選び方とか組み合わせ方とか、雑貨のチョイスとか、ちょっとしたイラストとか、感覚的な部分が大きく影響するものに関して彼女は素晴らしく才能を発揮する。

 才能の塊だね。