かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

運命的サンダルとの出会い 改訂版

 昨日のブログを読み終わった彼女から、疲れてるねって言われた。あぁ疲れって文章に出るんだなって思った。

 全然まとまってないし、わかりにくくて頭に入ってこない。

 ということで今日は昨日のブログを修正して分かりやすい内容にするというミッションをこなすことにする。

 

 今日は彼女と遊んだ。

 前日、彼女が父の日のプレゼントを探したいと言ってたので、その要望を叶えるプランを立てた、といってもお昼ごはんはラーメンにしようか?っていうくらいのざっくりしたプラン。そのラーメンもお腹の調子によっては変更の可能性は大いにあった。

 そして当日。出発前の彼女のラーメンコンディションは良好だったようで、予定通りラーメンを食べることに。彼女を車に乗せすぐさまラーメン屋さんへ向かった。

 いつものとんこつラーメン屋さん。

 到着した頃にはいい感じにお腹が空いていて、とっても美味しくいただけた。

 スープまでごくごく飲み干したら、さっぱりした飲み物が欲しくなる。彼女の提案でお茶を買いに行くことに。最寄りのコンビニへ向かったら潰れてしまっていて、ドラッグストアに立ち寄った。コンビニに寄れなくて残念だったけど、結果的に安く済ませられるから良いねって彼女がフォローしてくれた。確かにその通りだ!って元気が出た。

 お茶とお菓子を購入して一息ついた後、父の日のプレゼントを探すため、予定通りショッピングモールへと向かった。

 プレゼント候補はシャツ。今月の初めくらいに彼女が甚平をあげると言ってたので、あれ?って思ったんだけど、お母さんからNGが出たらしい。

 ショッピングモールへ到着した僕たちは、甚平いいと思うんだけどなーと呟きながらシャツを探しまわった。ぐるぐるとめぼしいお店を回ったけど見つからない。若者向けのお店は多少あるけど、彼女のお父さんくらいの年齢の人にあうシャツの選択肢ってあんまり多くない。

 そうしている間に、友人二名への誕生日プレゼントも用意しなきゃいけない!と彼女が気づいた。ファインプレーである。いろんな用事を一気に済ませられるチャンス。

 プレゼント何にしようかなあと考えながらまたしばらく歩いていると、彼女が足の痛みが限界だと訴えた。今履いているサンダルが足に合っていなくて、実は歩くとかなり痛いらしい。なんでもない僕も歩きまわって足が疲れているのに、そんなサンダルを履いて歩いていた彼女の苦痛は相当なものだったはず。

 彼女が持っているサンダルはそれ一足。足に合わなくて痛いけど、他にサンダルがないから泣く泣くそれを履いているという状態なのだ。なら新しいの買えばいいじゃないかっていう話なんだけど、彼女の足に合うものがなかなか見つからない。去年のこの時期、新しいサンダルをずっと探していたんだけど見つからずに諦めたという経緯がある。

 緊急性の高い任務として「彼女の新しいサンダルを手に入れる」が追加された。

 シャツは見つからない、誕生日プレゼントの案は定まらない、足は痛い。彼女が絶望感に包まれそうになっていたし僕も疲れていたので、一旦モール内のカフェで休憩することに。

 美味しいフルーツジュースを飲んで多少元気を取り戻し、再び探しものの旅へと戻る。あんまり足取りは軽やかじゃなかったけど、手ぶらでは帰れない。

 カフェに立ち寄る前、通りがかったお店に置かれていたコインケースが素敵と彼女が気に入っていたので、買ってあげるよってことで再度訪問。

 カラーバリエーションが豊富で悩んでいると、店員さんが出てきて新色はこれですよーとか人気色はこれですよーとか教えてくれた。

 最終的判断を僕に委ねてくれたので、彼女に似合うという理由でピンクをチョイス。真っ赤よりもピンクのほうが彼女によく似合っていた。

 店員さんはどうやら先程立ち寄った僕たちのことを覚えていたようで「さっき一回来て頂いてましたよね?」と声を掛けてくれた。ちょっといい接客、と思いつつ、僕と彼女が良いカップルみたいに見えたかなあなんて勝手に妄想して喜んでた。

 探していたものじゃないけど、彼女が気に入ったコインケースを買ってあげられて、喜んでくれたので良かった。何も収穫がない状態が続いていたから、これでちょっと気分が良くなった。

 モール内でまだ行っていない区画があったので、あまり期待せず見にいってみることにした。するといい感じのシャツを発見。ぱっと見でこれがいいじゃん!ってなる感じの出会い。早速お母さんに連絡を取って、OKを貰ったので購入してラッピングもしてもらった。

 友人A(和菓子君)と友人B(変人)へのプレゼントの方向性はだいぶ定まってきて、和菓子君にはせっけん、変人にはブレスレットということで探していた。

 しかしせっけんもブレスレットも良いのが見つからないし、彼女がもう歩けないくらいに足が痛いということで、このショッピングモールに見切りをつけ雑貨屋さんに行ってみようということになった。

 とぼとぼと駐車場へ向かう途中、彼女が文具コーナーに置かれた双眼鏡に目を留めた。変人にこれあげたらどうかな?という彼女。変人のことをちょっと知っている僕は、あぁいいかも!ってすんなりそれを受け入れられた。

 自分で買う程でもないけどあったら楽しいという絶妙なところを突いたプレゼント。

 双眼鏡ってわくわくするアイテムだよね?僕は子供の頃、室内で覗いて遊んでいた。何が見えるってわけでもないんだけど。

 唐突にこれだ!ってなる、天啓パターン。

 難航していた変人へのプレゼント選びがすんなりと決着した。

 ちょっと長めの移動を経て、次なる目的地雑貨屋さんに辿り着いた。

 ここで探すのは和菓子君へのプレゼントと、変人のプレゼントをラッピングするための袋。

 せっけんは求めていた雰囲気にピッタリのものがすぐ見つかって一安心。

 しかしラッピング用品がほとんどなくていいものが見つからなかった。

 なかなか一箇所で全ての物が揃わなくて大変。

 この雑貨屋さんは服も扱っているので、もしかしたらサンダルもあるんじゃ?とあまり期待しないで探してみると、あった。

 サンダルあった!

 見た目はかなりいい。問題は履き心地である。彼女の足に合うのかどうか。

 試履した彼女が嬉しそうに「すごく楽!」って言った。その瞬間に僕はこれを買うしかないって思った。他のところを探しても良いのが見つかる保証はないし、探し疲れてしまうのが想像できるし、それになにより僕がこのサンダル気に入った。

 買おう買おう!って彼女の背中を押しまくって、彼女も購入の決心を固めた。

 そもそもサンダルは買ってあげようって思っていたからね。そう申し出ると彼女は高いから自分で出すよって遠慮してくれた。でも諦めずに買ってあげたいオーラを出し続けていたら、じゃあちょとだけ出してって折れてくれた。

 少しでも負担できたら、彼女の助けになった感じがして気分がいい。

 期待通りせっけんを買えて、期待していなかったサンダルも買えた。運命の出会いである。

 車に戻ると早速サンダルを履き替える。足の痛みから開放されて本当によかった。

 残るは双眼鏡をラッピングするための袋だけ。それも閉店時間が近づいてきている文具屋さんへ急いで向かって、ピッタリの紙袋を手に入れることができた。

 前半の何も見つからない手詰まり状態から、休憩を挟んでコインケースを購入した後はそこそこ順調に全ての物を揃えることができた。サンダルは本当に予想外にすんなり見つかってよかった。

 目的を全て達成し、お腹が空いていたのでお鍋を食べに行った。もうだいぶ暑くなっているけど食べたいものは食べたい。やっぱりシーズンオフだからかお店は人が少なくて静かだった。

 お鍋食べてると何がいいかって、彼女が取り分けてくれることね。器を差し出すと入れてくれる幸せ。

 お会計後にくじを引かせて貰ったんだけど、1000円分の割引券を彼女が引き当ててくれた。また近いうちに来ようと思う。

 今日一日、移動中ずっととあるライブDVDを流していたんだけど、それがとっても素晴らしいライブだった。帰る時にもう少しで終わる!というタイミングだったのでコンビニへ立ち寄って、駐車場で観てた。ついでに疲れた彼女の足をマッサージ。短い時間だったので満足にマッサージはできなかったけど、ちょっと楽になったと言って貰えて嬉しかった。

 DVDをきっちり見終わった後に帰宅。

 移動が多かったし、たくさん歩き回ったし、今日はとっても疲れた。

 でも凄く充実感のある楽しい一日だった。