かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

ましゅまろあいす

 今日はお休みで、職場の人(くまもん)とお出かけをしたんだけど、探しているものが手に入らず悲しみながら帰ってきた。

 職場で合流して駐車場に車を置かせてもらっていたので、必然的に帰りに職場へ立ち寄ることになる。

 今日は彼女が仕事で、休憩に入る時間もだいたい想定できていた。当初から彼女に会いに行こうとは思っていたんだけど、お出かけの主導権を握っているのはくまもんだったので、うまいこと行けばいいなあと思っていた。

 上手いこと探しものをしていたら時間が経過して、そろそろ帰ろうかってなったのが彼女が休憩に入る二時間前くらい。今行くと早すぎる、と思っていると唐揚げの話になった。以前彼女と行ったからあげ専門店。じゃあそれを彼女のおみやげにしよう!って僕が言ったら、くまもんは職場のみんなにお土産を持って行こうという風に解釈したらしく(この人もちょっとおかしい思考回路をお持ち)それなら和菓子屋さんに行こう!ということになった。

 その前に立ち寄ったお店で彼女へのプレゼントは用意してあったので、和菓子屋さんでのみんなへのおみやげも彼女が喜んでくれればいいやーって思った。

 和菓子を買ったけどこのまま直に職場へ行くのはまだ早すぎる、ということで更にちょっと寄り道をして我が家のもなかが遊ぶおもちゃを購入。そろそろいい時間だろうってことで職場へと向かった。

 到着した時にはまだ彼女が仕事を頑張っていたので、しばらく時間を潰した。見た感じかなり疲れているし元気がないようだったので、心配だった。

 プレゼントを用意したとはいっても、そんなにすごいものは用意してないから彼女がこれで元気になってくれるかなあと少し不安だった。

 その後休憩に入った彼女にプレゼントを渡し、良い反応をもらえたので一安心。可愛いパッケージの水とチョコなんだけどね。可愛いパッケージの水は二本買ってあってそれぞれデザインが違ったんだけど、きっと彼女はこっちのほうがいいって言うだろうなって言う方を気に入ってくれたみたいで、読みが当たった!って嬉しくなった。

 その後、休憩時間で、数日前に起こった事件の話を聞かせてもらった。彼女はその事件のせいでひどく元気を失い、昨日今日とすごくつらそうだった。端的に言うと、コロ助が、幼稚でクズで馬鹿で最大級の愚か者だったということなんだけど、彼女に降りかかった災難はその時だけではなく、今後にも悩みを残すことになっていて、傷が深すぎって感じだった。塞ぎこんで一日泣いてたっていうのも頷ける。どう考えたって彼女が被害者で彼女が一方的に可哀想な話。

 あまりに悲しすぎた彼女はそれが起こった当日、僕にそれを話せなかったくらいで、何か相当つらいことがあったという情報しかなかった僕はこの時やっと事の全貌を知ることとなった。

 コロ助はむかつくし、彼女は可哀想でしかたがない。

 その話を聞いていたらもう休憩時間が終わりに近づいて、彼女は支度をして仕事に戻った。そしたらなんとももちゃんがやってきていて、彼女はすぐにももちゃんのところへ駆けて行った。

 きっとももちゃんも彼女の状態が心配だったんだろうなと思う。

 僕はその間に仕事を手伝ってあげようと思ったんだけど、ちょっと邪魔が入りそうだったので躊躇っていたら、彼女から正式に依頼されたので手伝うことにした。そのままの流れで帰ろうかなあとも思っていたんだけど、彼女がももちゃんと話す時間を作ってあげるために、僕がその間仕事を手伝ってしまえばいいじゃない!って思ったのだ。

 彼女が別の仕事に追われている間に、他の時間がかかる仕事を全速力で終わらせ、出来る限り彼女の仕事の負担を減らそうと頑張ってみた。

 彼女がいない間にももちゃんとちょっと話す機会があったんだけど、どうやら昨日も彼女に会いに来てたみたいで、すごく心配してるんだなあって思った。たまに彼女を悩ませる原因になることもあるももちゃんだけど、いい子だ。

 僕が帰るタイミングでももちゃんも帰っていったので、果たして僕は彼女とももちゃんが話す時間を作ってあげられたのかなと少し疑問には思ったけど、ももちゃんの訪問で彼女に少し元気が出たようだったからよかったなって思った。

 早い時間からのお出かけでちょっと疲れたんだけど、家に帰ってきた時には達成感というか満足感があった。主に職場で彼女の手伝いができたことに関して。

 良い休日だった。