かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

マルチタスクをしてみよう

 彼女はマルチタスクが得意。

 何か一つ力を入れて取り組まないといけないことがあったとして、それに取り組むことで視野が狭まったり、他のことを考えられなくなったりしない。

 メインのタスクが大変だから、他のあれやこれができない!ってならない。

 常に余力を残して行動しているのかなあって思うけど、どうも違うような気がする。彼女はいつでも持てる力を残さず使ってる印象がある。

 彼女はAというタスクのみこなさなければいけない状態であればそこに100力を使うことができる。そこにBというタスクが加わると優先順位を判断し、Aというタスクに80、Bに20という感じで分配する。

 そうすれば常に全力でタスクに取り組んでいるが、一つのことに掛り切りにならず平行して他のこともできるわけだ。

 僕が彼女のマルチタスクが得意っていうので思いつくのは、漫画を読みながら僕と会話できるのと、文章を打ちながらも会話ができることだ。これこそまさにマルチタスクじゃない?

 さすがに真剣に読んでいるときは無言だけど、軽く読み流しているときでも会話できるのはすごいと思う。

 頭の使い方が器用なのかもしれない。

 ひとつのタスクに掛り切りになっちゃう人は、他のことを考える余裕がないってことだし、ひとつのことで一杯一杯になってしまって身動きがとれなくなってしまう。

 彼女の場合、状況を平行して観察できる。注力しなければいけないタスクに一番重きをおいておく姿勢を取りつつ、状態を見て、遅れているところ助力が必要なところに考えを持っていける。

 だからAタスクに対して頑張っている彼女がBタスクで問題が起こった時に、私はAタスクで大変なんだからBタスクのことなんか知らない!ってならない。

 能力的にBタスクのフォローに行けるっていうことでもあるし、彼女の性格的に自分が大変でも、他のところで困っている人がいて、なおかつ自分にそれを助ける力があれば、助けないわけにはいかないという部分もマルチタスクが必要になる理由だと思う。

 自分のタスクを遅らせることなく、他のタスクも処理するっていうのは、簡単なことじゃない。

 頭の回転が早くて、器用なんだろうと思う。

 考えの甘い提案に対して、5個くらい一気にデメリットを提示できる頭の回転。しかもそれが軽く羅列された5個ではなくて一つ一つに説得力がある、短時間で考えたとは思えない素晴らしい内容だった。

 思考の瞬発力では絶対彼女に勝てないなって思った。

 マルチタスクを可能にしているのは、彼女の思考の早さと状況を素早く把握する視野の広さだと思う。

 そしてなにより彼女の優しさがなせる技。