犬猫
去年の今頃、彼女が猫っぽいのか犬っぽいのかという議論を僕の中でしていたので、今年もそれについて考えてみようと思う。
ちなみに去年の結論は猫っぽいだった。
今年は結論から先に行こう。犬っぽい。
理由は、犬のおやつとかおもちゃとか見て、噛みたいって言うから。
どうやら彼女には硬いものではなくって、噛みごたえがあるものをカミカミしたい欲求があるらしい。
猫もまあそれなりに噛むのかもしれないけど、どう考えたって犬のほうが噛む。
本来の犬っぽい猫っぽいの意味と少しずれてるかもしれないけど、よりリアルに彼女は犬っぽいわけだ。
性格的な意味での犬っぽさももちろんある。
人懐っこい。好きな人のところには、好き好き好き!って寄ってく。嫌いな人が近づいてきたら警戒して、時には吠える。彼女の場合の吠えるは冷たく突き放すくらいのやつ。
ご機嫌な時が分かりやすい。しゅんってしてる時も分かりやすい。
でもあれだなー走り回るのは好きじゃないよなー。犬って言ったらお散歩大好きで走り回るの好きだものね。でもお出かけが嫌いなわけじゃないし、機会があればお散歩もしているかな。大好きではないっていうだけで。
どうでしょうか、犬っぽいでしょ?
猫はすばしっこくて、気まぐれで、ふらっといなくなる。うん、彼女っぽくない。彼女仕事は早いけど、動きが素早いってわけじゃない。あ、別に遅いってことでもないよ。彼女は不意に計画を変更するとか、気分でやるやらないを急に変えるってことをしないから気まぐれでもない。当たり前だけどふらっといなくなりもしない。
ひっかかないしね。
前回どうして猫っぽいってことになったんだろうと思って読み返したら、好き嫌いが気分で変わるところって書いてあった。なるほど。でも好きなものがいきなり嫌いになることってないし、嫌いなものがいきなり好きになることってない。何か大きな理由があってならあるかもしれないけど、気分でそうなることはないんじゃないかな。彼女の言動には何かしらそうさせる理由がある。だれだってそうかもしれないけど、なんとなくそう思うっていう発言にも、実は理由がある。
これ大好き!って言っていたものが気分でこれ嫌い!ってなるとしたら気分屋って感じだけど、彼女はそうじゃないから、猫っぽくない!
当時の僕は何を考えていたんだろう。甘いな。
今年の結論。彼女は犬っぽい。