かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

一つ上の視点

 昨日のブログを書いていて思ったこと。

 彼女の視点は他の人よりもひとつ高い位置にある。

 今、職場なんかで周りにいる人っていうのはかなり偏った思考を持っていたり、単純に馬鹿だったり、見えている世界が狭い人が多い。

 地面に足がついた状態で見た世界よりも、空から見た世界のほうが広く見えるわけで、それと同じように、彼女は同じ状況にいながらも他の人よりも多くのものが見えているんじゃないかなと思う。

 だから多くのことに気づくことができる。

 よく、中学生時代の自分がやっていたことを思い出して恥ずかしくなる、なんていう現象は、中学生時代よりも高い視点から物事を見ることができるようになったから起こる。

 彼女は今、周囲の行動に対してそんな気持ちを抱いているはず。もっとこうすれば良いとか、そんなことをやるなんて理解できない、みたいな気持ち。それは決して相手を見下しているから思うことではなくて、たとえば2+2を解けずに悩んでいる人を見て、どうして分からないんだろう?って思うのと同じような感覚だ。

 彼女は何か問題が起こった時に、それを解決する術を見つける為に必要な手順が他の人よりも少なくて済む。

 巨大迷路を手探りで進んでいく人よりも、上から見下ろしている人のほうが早くゴールに辿り着けるみたいな感じ。

 問題に対して、彼女が導き出した対処法を上司に提示すると、上司は行き止まりに突き当たっては戻り、別の行き止まりに向かうっていうような不毛なことばかりする。結局解決策はおろか事実すら伝わらないっていうようなことになる。これはあまりにも上司(チンピラ)が無能であるっていうだけなんだけど、そこまでじゃなくても、彼女と同じ回答にたどり着くために、何度か寄り道をしなければならないっていうことは結構ある。

 彼女がこう思うんだけど、って話をしてくれて、それを聞いてなるほどーって思いながら会話を進めると、やっと同じ結論に至るっていう経験を何度かした気がする。それを最初から言ってたんじゃんって彼女に言われる。

 僕が彼女の思考を上回るってことはほぼなくて、いつも彼女が僕の上をいっている。だからきっと僕は彼女より少ししたの視点から物事を見ていて、そんな僕を含めた物事を彼女は見ているんだろうなって思う。

 基本的には同じものを見ていると思うんだけどね。

 今まで彼女の周りには同じように物事を見てくれる人が少なかったんだと思う。だから僕は常に同じものを見ていられるように、彼女と同じ高さから物事を見られるようにしなきゃなーって思う。

 彼女をひとりぼっちにしたくないから。