かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

好かれている話

 彼女が好かれている話。

 彼女は同じ職場のおばさまたちに好かれる。この間やめてしまったおばさま二名も彼女のことを間違いなく好きだった。

 それはまだやめてしまう前から感じていたし、やめてしまった後職場に顔を出してくれた時にも感じる。

 やめてしまうっていうときに彼女に対してのプレゼントはちゃんと用意されていたし。僕に対してはなかった。当たり前っちゃー当たり前なんだけども。

 それはやっぱり彼女がきちんと相手に敬意と思いやりをもって接しているからだと思うし、それくらい好かれて良い扱いを受けるのは当然といえると思う。それだけ彼女は努力している。

 で、最近おばさま二名の穴を埋めるべく、新しいおばさまが入ってきた。

 僕と彼女が教育係に任命され、最初は主に僕が仕事を教えていた。

 覚えが早くて卒なくこなせるタイプの人だったのであまり苦労することなくひと通り教えることができた。その後、休みの関係もあって彼女のほうが一緒になる機会が増えた。

 僕が数日間掛けて築き上げた好感度よりも、一日一緒にいた彼女への好感度のほうが高いように感じた。彼女は初対面でも気配りしてくれて話し掛けてくれるし、にこにこしてるから仲良くなりやすいよね。新人おばさまも彼女のことが好きだと思う。

 彼女と楽しそうに話している姿を見るし、僕が知らないことを彼女がおばさまとの会話の中で聞いていたりするから、さすがだなーって思う。

 おばさまに、僕は明日休みですーって話した時に、彼女はいますか?ってすぐに確認してきたし。彼女も休みですって言ったらすごく不安そうにして、大丈夫ですかね?って言ってた。彼女にはすごく信頼を置いてくれてるみたい。

 あとそうだな、よくお菓子をくれるくまもんは彼女によく多めにお菓子をあげる。彼女に対する好感度の現れでもあるし、彼女にお菓子をあげるととっても喜んでくれるからあげる側として気分がいいんだと思う。

 それにしても彼女にばっかりあげすぎなきがする。だいたい余ると彼女にあげてる。お高そうな瓶に入ったプリンも彼女にあげてた。僕も食べたかった。

 しかしこのくまもん、女性が基本的に苦手みたいだけど彼女とは仲良くやっている。これもまた彼女の付き合いやすさというか、壁のない感じが功を奏しているのかなと思う。おそらくくまもんのほうから積極的に関わりに行こうとはしないはずだから。

 今はもうきっと彼女にも慣れて、くまもんのほうから関わりに行けるんだろうけど。それもまた好感度の高さを示している。

 それと、時折彼女のことを褒めるサイコパスみたいな男もいて、彼もなんだかんだ彼女のことが好きな気がする。女性全般が好きっていう感じもするけど。彼女をスーツが似合うって褒めたり、仕事がはやいって褒めたり。好きじゃなかったらわざわざ言わないもんね。みんなで食べる用のお菓子を選ぶときにも彼女のことをわざわざ気にしてたし。

 こんな感じで彼女は好かれてる。

 もちろん彼女のことを一番好きなのは僕ね!