かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

彼女の不在

 彼女がいないことで彼女の有り難みを感じたりとか彼女の存在の大きさを感じたりすることはよくある。

 今日は彼女が朝早く出掛け、僕が起きて仕事に行く準備をしている時間は連絡が取れなかった。いつもは仕事に行く前の時間、彼女と何かしら話をして過ごす。今日はそれができないので手持ち無沙汰だった。一時間とか二時間空きがあるっていうなら何かしようかなって思えるけど15分くらいの空き時間となると何もできない。彼女と話をしているとそれくらいはあっという間に過ぎる。

 しかたがないので僕はただぼーっと仕事までの時間を潰した。今日は出だしから彼女不在を痛感することとなった。

 そういえば今日彼女が早起きすることは知っていたので、僕もそれくらいに起きれたら彼女を送り出そうって思っていた。目覚まし時計をセットするとか何時に起きようっていう目標を立てたわけではなくて、目が覚めたら送り出そうっていうくらいの気持ちだった。

 彼女が起きなきゃいけない時間の少し前に一度目が覚めた。ただすごく眠くって時間を確認してすぐに寝ちゃったんだと思う。しばらくしたら彼女から無事に起きれたよーっていう連絡が来て、そこで僕は「うああやべええ寝過ごした!!!」って思ってぱっちり目が覚めた。一度目が覚めたところでちゃんと起きるつもりだったのに寝ちゃってたので焦った。彼女がもう出かけちゃった後だったかと思って慌てたんだけど、出発する少し前だったみたいで、彼女を送り出すっていう目標は無事に達成できた。彼女が連絡してくれなかったら完全に寝過ごしてたけどね。

 そう、だから早朝は楽しかった。彼女を送り出せて満足。

 仕事に行ってからは彼女が絶対に来るはずないのに、彼女が来ないかなあって考えちゃってて、僕は何考えてるんだろうって思ったのと、彼女っぽい人を見かけてあれ!?ってなるのを何度か繰り返して、あぁ僕は自覚している以上に彼女がいないことが寂しいんだなって思った。

 休憩時間には忙しい合間を縫って彼女が連絡をくれて、とっても嬉しかった。きっと僕が休憩に入る時間を考えてくれてたんだろうなって思う。さすが。

 彼女と絶え間なく連絡を取り合えることって幸せだなと実感した一日でした。

 ちなみに、僕が甥っ子の画像を加工して雑誌風にしたものは親戚の方々にお披露目されたようで大好評だったと彼女から教えてもらいました。超嬉しい。いい情報をくれたなってうきうきしながら仕事ができた。

 彼女がいなくていつもとちょっと違う一日だったけど、彼女の気遣いのお陰で楽しく過ごせた。