かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

努力の評価

 毎日毎日、僕は彼女のことを好きだなあと感じている。

 彼女と携帯で連絡を取り合うとき、直接言葉を交わすとき、一緒に働くとき、遊ぶとき。ことあるごとに僕は彼女のことが好きだなと自覚する。

 たとえば彼女が元気なかった時。すごく心配になる。どうにかして元気を出させてあげたいって思う。自分にできることはないかって必死に考えを巡らせる。

 彼女が元気のない理由は仕事が嫌だったり、体調が悪かったり、疲れていたり、もしくは自分でも理由が分からないけど元気が出ないっていう時もある。僕がその原因を取り除くことができるかといったらそうではない。

 そもそも彼女にしたって原因を取り除けるなんて思ってないし、僕にそれを求めてもいない。

 じゃあ彼女が僕に何を求めているのかっていったら、気分転換だ。嫌な気分を払拭するなにか。元気が出るような楽しいなにか。

 沈んだ状態から浮き上がらせてくれるものを求めている。

 僕はそれを色んな所から探す。ネット上の楽しいものや楽しい話題。愉快な出来事。彼女を元気にするためのアイテムを探すのだ。

 一生懸命探している最中、僕は彼女の事をすごく考えているし、彼女のためになんとかしてあげたいっていう気持ちでいっぱいになっている。そういう時にあぁ僕は彼女のことが好きだなってふと思うのだ。

 努力が実って彼女が少しでも元気になってくれると、またそれが嬉しい。きっと彼女は僕が下手くそな努力をして、なんとか元気づけようとしていることを感じ取ってくれている。だから元気を出そうって彼女も努力してくれてるんだと思う。

 彼女はこちらの努力にきちんと応えてくれる。

 それは彼女が努力している人をきちんと見ているからだと思う。逆に努力していない人もきちんと見ている。

 だから彼女は頑張っている人に対して必要以上に厳しくすることはないし、ミスをしても努力をして真面目に取り組んでいれば責めることはない。その代わり努力をせず、怠けている人には厳しい。

 正しく人を見ることができるっていうのは素晴らしいことだ。きちんとその人と向き合っている証拠だからね。

 先入観や他人の意見だけで判断することなく、きちんと事実を捉えられるのは彼女の好きなところの一つである。

 そしてその正しい評価を僕に対してもきちんとしてくれるので、その姿勢が好き。時折厳しいなあと感じることもあるけれど、それは僕に落ち度があるからだなって思って反省する。

 こうやって彼女のことを考えているとやっぱり好きだなあって思う。