かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

めーぷる

 今日おにぎりさんがみんなで食べてってお菓子を持ってきてくれた。

 焼きドーナツというおしゃれなお菓子だったんだけど、味のバリエーションが豊富だった。確か9種類くらいあったと思う。

 みんなたくさん種類があるからどれにしようって選んだんだけど、意図的にか偶然かその場にいた4人では選ぶ味が被らなかった。僕は美味しさを求めるか珍しさを求めるかでしばらく悩んだあと、メープル味を選択した。

 しばらくしてやってきた彼女もお菓子を勧められてどれにしようかなーって悩んでいた。

 みんなの注目が集まる中、これにしよ!って彼女が手にとったのもメープル味。

 おにぎりさんが思わず「あれそれさっき…」って言い出す。

 僕が嬉々として、僕と一緒!って言う。

 おにぎりさんが「好みが似てるんだねえ」と言っているのを聞いてごきげんな僕。

 彼女に仲良しー!って絡む。

 僕が悩んでうーんうーんって言いながらこれだ!ってメープルを選んだのをみんな見ていたから、彼女も同じようにそれを選んだのはなんだかすごく仲良しアピールできた気がしていい気分だった。うふふ。

 そうなんです、僕と彼女好みが似てるんですよーって。

 彼女はいつもどおり僕と一緒だからって喜ぶこともなく、クールだった。

 みんなからすればたまたま一緒になったねくらいの印象だろうし、僕が一人で大喜びしていただけなんだけど、それでも嬉しいものは嬉しい。

 同じタイミングで同じものを選ぶよりも、別々のタイミングで同じものを選んでいたっていうほうが、より仲良しっぽくない?

 同じタイミングで同じような意見を言うよりも、別々のタイミングで同じような意見を言って、彼女も同じようなこと言ってたよって言われるほうがなんかちょっと嬉しい気がする。

 同じタイミングで意見が被るのも嬉しいんだけどね。

 彼女と合わせようとしなくても勝手に一緒になるっていうのは非常に嬉しい。

 本日二回目のブログだけど、一回目のブログで触れてなかったのでどうしても書きたくなって書いた。

 彼女がメープル味を取った瞬間、僕は運命の赤い糸を感じたね。気持ち悪いね。ごめん。