かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

しゃべりまくり

 今日は彼女と遊んだ。

 約二ヶ月前に、遠出をして女神様に会いに行ったことがあったのを覚えているだろうか。今日はまたその女神様に会いに行った。

 片道四時間はあまりにしんどいので、僕たちの住む地域と女神様の住む地域のちょうど中間辺りで遊ぶのはどうか、という話になり計画された。

 片道二時間の道のりである。

 いつもより少し早起きをして、彼女を起こし、準備をする。彼女は起きた時調子があまり良くなかったみたいで、起きるのが大変なようだった。僕は彼女が無理して急がなくていいよう、先に用事を済ませておくことにした。用事と言ってもコンビニへお金を下ろしに行くだけだったんだけどね。

 そうして彼女を迎えに行って、出発。

 今日の彼女はこの間買ったスカートを履いていて、可愛かった。春らしさがあって素敵だった。

 渋滞もなくスムーズに車を走らせ、あっという間に待ち合わせ場所の駅前に到着した。片道二時間の楽さ。道中も楽しく話をしながら、でも彼女がしんどそうで心配しながら、僕としては全く苦痛もなく良い道のりだった。

 予定よりも少し早く着いたので、最寄りの駐車場に車を停め、歩いて駅前に向かった。駅ビルを軽く散策して、ここでご飯にしようかねーなんて彼女と話していた。

 どうやら女神様は電車でいらっしゃるようで、改札の前で待つことに。

 僕も彼女も女神様のことが大好きだし、人格者としてすごく評価しているので、この時点でかなりわくわくしていた。

 やってきた女神様は素敵な格好をしていて、彼女が大絶賛していた。あんな服着たいって。お上品な感じの格好で、確かに可愛かった。

 さっそくご飯を食べましょうってことで、さっき下見をしていたお店に向かう。相談の結果パスタを食べることになった。お昼時だったので店内は結構混雑していた。

 注文をしたあと、早速僕らの職場に関する愚痴を女神様に聞いてもらう。こんなことがあったーあんなことがあったーっていうのをもうずーっと話し続けた。注文したパスタが来てからも、愚痴だけじゃないけどずーっと話し続けた。パスタがすごく美味しくて、正直あんまり期待していなかったんだけどいい感じに裏切ってくれた。でもパスタが美味しいって思ってもその感想を話すよりも、女神様に聞いてほしいことがたくさんあって、とにかくそればっかり話していた。

 話が一段落着いたのでお会計を済ませ、今度は喫茶店へ行くことに。僕たちはまだまだ話し足りなかった。

 女神様はどんな話でも、うんうんって聞いてくれる。すごく話しやすい。長々話しても嫌な顔一つしないし、こちらの気持ちに配慮した返答をしてくれる。やっぱり女神。

 喫茶店でも愚痴やらなにやら話したんだけど、僕の話にもなって、彼女にいじられるのは慣れてるしある程度反応できるんだけど、彼女に加えて女神様にもいじられると、かなり困るなってことに気づいた。女性二人を相手取って対等に戦うことは不可能である。でも嫌な気分はしないし、楽しかった。

 よくよく考えれば可愛い女性を二人も引き連れて喫茶店でお茶しているなんてかなりの勝ち組感がある。あの瞬間僕はきっと輝いていた。

 昼食で一時間半。喫茶店で三時間半ほど話し込んだ。結構話したね。でも僕たちはまだ話し足りなかった。というかこの時間が楽しすぎて終わりにしたくなかった。これはきっと僕だけじゃなくてみんなそう思ってくれていたと思う。

 そこでとりあえず車に乗ってどこかへ行ってみようって事になった。この辺りに土地勘のある人が一人もいなかったため、とりあえず田舎者の味方、イオンへ向かった。あまり大きいところではなかったので、見るものはあまりなかったのだけれど、話しながら店内を回るのは楽しかった。僕と彼女はこういうところでお店を見て回るのが得意なのでいくらでも楽しめるのだが、女神様はどうかなと心配だったんだ。でも雑貨屋を楽しそうに商品を見ていたのできっと楽しんでくれてたと安心。その雑貨屋さんで素敵なトートバッグを見つけて、彼女も僕もとっても気に入ったので自分の分と彼女の分を買った。柄が違うけどおそろい感あっていい。今日の彼女へのプレゼント。いいものあげられたなーって満足してた。

 夕食はなににしましょうっていう相談をして、最寄りのご飯屋さんを探した結果、回転寿司に行くことになった。僕たちは回転寿司大好きだけど女神様はどうなの?って思ったらかなり好きらしく、スマホにアプリ入れてるくらいだった。予約しておいたら待ち時間なしで行けるっていう。僕らも入れとかなきゃそれ!ってなった。

 回転寿司を食べながら、やっぱり尽きない愚痴やらなにやらを話しまくった。ここでも一時間半くらい話をした。楽しい時間は過ぎるのが早いもので、僕は時計をちらちら見ていたから分かっていたけど、彼女と女神様はもうそんな時間なの!ってびっくりしていた。

 ほぼ丸一日女神様と行動を共にしたわけだけど、本当に時間があっという間ですごく楽しかった。いつもなら彼女と二人の時間が欲しいなあとか思って早めに解散したいなあとか思うんだけど、今日はそうならなかった。この三人でいるの楽しいーって思ってた。時折、僕はいなくてもいいかもしれないという思いがよぎったけどね。女子トークのお邪魔かなって。

 彼女も楽しかったって言ってたし、女神様も楽しかったって言ってくれていた。よかったなあって思う。

 帰りもまた二時間ほど掛けて帰宅。帰りはちょっとしんどかった。

 理解してもらえる人を相手に話をするのって本当にすごくストレス解消になるね。ブッダさんの時も同じようなことを思った気がする。きっと彼女もすっきりしたんじゃないかなあ。

 この三人で遊ぶという機会をまたぜひ作りたいなあと思う。

 楽しかった!