かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

おむかえ

 今日彼女はお友達とお出掛けしていた。

 職場と彼女の周りの人達を登場させると、登場人物多すぎ!ってなってくることに今気づいた。仕方ないね。

 今日は彼女の仲の良いお友達とお茶して、更に夕方から変人の家に行ってたこ焼きパーティーをするという日程だったらしい。

 かたや常識人、かたや変人というメンツでのたこパは混沌としていたんじゃないかと想像する。ちなみに彼女は常識を持った変わった人という位置づけだと思う。ちょうど中間なのかも。

 ここで出てくる変人というのが、かなりの変人で、その変人具合たるや僕の今まで出会った人の中で一番だなって思うくらい。直接話したことないのにこの印象。

 彼女から今日もし解散が遅くなったら迎えに来てってお願いされていたので、僕はどういう状態になってもいいようにと心構えしておいた。当初そこまで遅くなる予定ではなかったらしく、迎え大丈夫っていう話だったんだけど、仕事中に迎えやっぱりよろしくみたいな連絡が来ていた。職場から迎えに行く場所までどのくらいで行けるのかいまいち分からなかったので、なるべく早めに向かいたいなーって思いながら仕事してた。

 仕事を終え、早速彼女を迎えに行く。

 正確な位置が分からないので、適当に目印になりそうなところで車を停めて待っていると彼女から連絡があって拾いに行けた。

 彼女一人で歩いているのかと思いきや、どうやら常識人変人ペアもご一緒だったようで、意味もなく少し緊張した。

 楽しそうな彼女を見て、嬉しくなる。

 彼女が助手席に乗り込む前に、変人ががっつりこっちを覗きこんできて、これが変人か…と深く噛み締めた。挙動が変人。

 しかし変人には不思議な魅力があるらしく、今僕と彼女の間で、変人の特徴的な文章を真似するのが流行っている。ちょっと楽しい。

 彼女の家に向かいながら、変人についての話を聞いた。なんか思考回路がだいぶ違うんだろうなって感じ。天才方面の変人。話を聞く限り面白い人だし、きっと一緒にいても楽しいんだろうなって思う。彼女が仲良くしているのもうなずける。

 彼女がお礼にコーヒーを奢ってくれるというのでコンビニへ寄って、駐車場で少し休憩してから帰宅した。

 彼女は人間性に難があるけど面白い人ってのが好きなのかもしれない。人間関係に支障をきたすレベルの難がある人とは無理だけど。ヘタしたらうわあ変な人って引いてしまいそうな人でも、彼女は受け入れられるのかなって。

 ちなみに僕もこの変人には興味ある。でも直接関わるのは気が引ける。

 楽しめたみたいでよかった。でもとっても疲れたみたい。

 迎えに行って彼女に会えて良かった。彼女のお役に立ててなにより。