かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

げきうまからあげ

 今日は彼女と遊んだ。

 昨日から彼女の体調が悪かったから、今日は遊べるか分からなかった。いつもなら少し早い時間に彼女に連絡をするけど、今日は無理に起こさないようにと思って連絡を遅くした。

 彼女は調子が良くなったとはいえない状態だったみたいだけど、出掛けるために支度を始めてくれた。

 以前から行こうと言っていた所を今日は網羅するような感じのお出掛けにしようと決めて、僕は一足先に支度を済ませた。

 コンビニでお金を下ろすついでに、近くのお店にベーグルを探しに向かう。彼女が食べたいっていっていたから。彼女の支度が終わる前にうまいことベーグルを手に入れればきっと喜んでもらえると思って急いで出かけた。

 しかし向かったお店にベーグルがない。チェーン店だから置いてあると思ったんだけどない。しかたがないので別のお店にも行ってみたけどない。全然うまく行かない。しかたがないので彼女が信頼を寄せているのど飴を買った。ずっと喉痛いって言っていたから、なにかできることはないかなって考えた結果だった。

 このタイミングで彼女の支度が終わったというので、迎えに行った。

 ベーグルがなかったのは残念だったけど、のど飴を渡したら、なくなりそうで買おうかなと思ってたところだったと喜んでくれた。よかった。あとついでにコンビニへ寄った時に買ったジュースを見せたら、これのみたいと思っていたやつだって喜んでくれた。本命はなかったものの、他のもので喜んでもらえてよかった。

 その後、本屋さんに寄って僕の欲しかった漫画を買い、そこから和菓子の美味しいカフェへと向かった。前に一度行って気に入ったところ。静かなところで、ゆったりと過ごせる。以前来た時とメニューが変わっていて、良いタイミングで来ることができたなと嬉しかった。

 併設されているお店で、退職される方へのプレゼントを買った。素敵なものが多くて、迷ってしまった。彼女はもう用意してあったけど、僕はまだだったのでこれまた良いタイミングで来ることができたなと思った。彼女が一緒にいてくれて、アイディアを出してくれたのでとても良いプレゼントが用意出来たと思う。

 すごくいい感じだ。

 その後、ドラッグストア好きな僕たちは先日、新しいドラッグストアができたという情報を手に入れたので行ってみることにした。ドラッグストアだからって薬を見るわけじゃなくて、化粧品とか食品を見るのが楽しい。

 母の日が近づいてきたってことで、プレゼントをどうするか彼女と案を出し合った。彼女と出会ってから自分のプレゼントに対する気合の入れ方が前とは大きく違うなって思う。多分彼女に喜んでもらおうってプレゼントについて真剣に考えるようになったから、他の人へのプレゼントに対する意識も高くなったんだと思う。

 日焼け止めがいいかなーとか化粧水がいいかなあーなんていいながら店内を回って、その後近くの100円ショップへ。僕たちは100円ショップも大好きだ。

 あんなちゃんの誕生日を祝う為にお菓子の飾りづくりに熱を入れている彼女は、ちょっとした道具を買い揃えていた。100円でだいたいのものは揃って便利だね。お金のない僕たちには非常にありがたい。

 そろそろ夕食の時間になってきたってことで、前から行こうって思っていた唐揚げが美味しいお店へ。唐揚げだけテイクアウトしたあとコンビニでおにぎりを買って、むしゃむしゃ。この唐揚げ絶品。毎日食べたいくらい。彼女も大満足のご様子。コンビニで買える唐揚げに比べたらちょっと高いけど、この美味しさなら十分価値がある。

 お腹を満たしたあと、服屋さんに行って僕は仕事用にベルトを購入。彼女はロングスカートを買った。これを履いている彼女を早く見たいなあって思った。一緒に出掛けて買ったものを着たり身につけたりしてくれていると嬉しい。
 それからまた別のドラッグストアに行って彼女の母の日用のプレゼントを購入。ラッピングするために材料を買おうってことでまた別の100円ショップへ。やっぱり僕たちはドラッグストアと100円ショップが大好きだね。

 いつもより早い時間だったけど、今日はこれで終了。彼女を家まで送って解散。

 出掛け始めからやっぱり彼女は体調が悪そうで、すごくしんどいみたいだった。特に喉の調子が良くなくて、可哀想でたまらなかった。無理させてしまったかなあって思ったけど、彼女がせっかく頑張って出掛けることにしてくれたので、楽しく過ごせるようにって頑張った。申し訳ないなあって思ってしまうとテンション下がっちゃうから。

 早く帰るつもりだったって言ってたけど、彼女の思ってた時間よりだいぶ遅くなってしまって、帰る頃には本当に喉が痛くてつらいようで、一緒にいられて嬉しかったし楽しかったけど、苦しいのにごめんねって思った。

 彼女が、出掛けなきゃよかったじゃなくて、しんどかったけど出掛けてよかったなって思ってくれてれば嬉しい。

 僕は今日も幸せだった。