薬と体調
ここ数日彼女は体調が悪い。
昨日のどが痛いと言っていて、寝たら治るかなあなんて思いながらいたんだけど、今日も治らなかったみたい。とっても可哀想だ。
仕事中はのどスプレーをしていて、のどの痛みに効く薬も買ったみたい。
問題は彼女が非常に薬が効きにくい体質であるということだ。以前にこのブログでも触れたが、歯医者さんで麻酔が効かないから、痛いまま治療されたとか、頭痛薬を飲んだけど効かないとか。
彼女はずっと、薬は苦痛を消し去ってくれるものではなく、ごくわずかに和らげてくれるだけのものだと思っていたらしい。
しかしこの薬が効きにくい体質というのを、例えばお医者さんに伝えるとか、お店で薬剤師さんに伝えるとかすると、なかなか完璧には理解してくれない。
体質的に効きにくいということがありえるというのはだれでも分かることだ。お酒に酔いやすい酔いにくいがあるのと似たようなもので。
でも、薬が全く効かないという状態ってあんまり想像できない。だって大半の人は薬を飲めば治ったり、状態が良い方向に向かったりするものだから。
だから彼女が薬が効きにくいんですって言っても、あまり真剣に捉えてもらえない。とくに市販薬を買うときはそう。
そうやって事情を説明して、勧められた薬を飲んでみた時に、またひとつ問題が発生する。
薬が効かなかった場合に、症状に対して薬が合っていないから効いていないのか、体質で薬が効いていないのかも分からないという問題。
普段普通に薬を飲んで効いている人には理解しづらい問題だと思う。
たとえば僕だったら薬を飲んで症状が緩和されなかったら、あぁたまたま今回は効かなかったか、なんて思うんだけど、彼女の場合は効かなかったのがなぜかわからないのだ。
そういうわけで彼女の薬選びというのは難しい。買ったものが全く効かないなんていうことも多くある。
しんどいときに薬に頼っても薬が応えてくれないってつらいよね。
効かないからって用法用量を守らないわけにもいかないし。こわいもんね。
だから彼女が体調悪いときは薬よりも自己治癒力に頼ることになるけど、最近の彼女は疲れているからきっと自己治癒力も弱っているに違いない。
熱もあるようで、風邪っぽいけど風邪薬がいまいち効かないこの状況をどうにか助けてあげたい。もどかしい。
とってもかわいそう。