かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

家庭的スキル

 最近彼女はスープ作りをする。たぶん前にも書いた。

 なんでスープ作っているかっていうと、結構前にスープダイエットについて調べたのがことの始まり。結局スープダイエットはやらなかったんだけど、少し前に小腹が空いた時にお菓子を食べるよりも作っておいたスープを飲むほうがいいんじゃないかという話になった。健康的だなと思った僕は大賛成。彼女はスープジャーを買って職場に持っていくことにした。自家製スープで健康的。加えて昼ごはん分の食費も浮く。一石二鳥なわけだ。

 そんなわけで彼女はたまにスープを作る。

 彼女が料理したくないって思っていることは知っているし、特別彼女に料理して欲しいっていう思いがあるわけでもない。でも彼女が料理しているって聞くとなんだか嬉しくなる。だからスープ作るって彼女が言うと、おぉ!ってなる。

 なんでだろう、求めているわけではないけど、家庭的な人が好きなのかな。

 そんなに特別なことができる必要はなくて、とれちゃったボタンを付けられる程度のお裁縫とか、ありあわせの食材を使ってちょっとした料理ができるとか、そういうことをそつなくこなせる人って好き。案外料理は玉子焼きしかできませんとか、お裁縫できませんとかいう人っている気がする。

 そんなのできて当たり前じゃんって思う人がいるとすれば、僕はその当たり前のことが出来る人が好きってことになる。

 なんども言っているように、彼女は料理下手ではない。ぱぱっとできちゃう人だし、料理に関する知識もちゃんと持っている。もちろん作ったスープは美味しい。ちょっと味見させてもらえると幸せな気持ちになれる。

 お裁縫もそつなくこなせるはず。くずの服が破れたのを縫ってあげたりしていた気がする。

 そういうことができる彼女が好き。

 彼女は女子力アピールみたいなのしない。料理は嫌いとか、しないって言うし、必要がなければ家庭的っぽいことはしないし主張もしない。でもちゃんと彼女は女子力あるなあって思う。

 自分を可能な限り着飾って、たまに頑張って作った料理の写真を撮ってSNSにあげるような女よりも彼女のほうがよっぽど女子力あるし、僕の好み。

 周りにどうアピールするかとか考えないで地に足が着いた、自分は自分的な考え方をしている彼女って凄く安心できる。