かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

にょっきはおいしい

 昨日帰ってきてからブログを書いた僕は、どうやら意識がすこし何処かへいっていたようで、彼女が僕に、今日はありがとうって、他の人へのプレゼントを買うついでに買い物をしてくれて、僕にプレゼントをくれたという、素晴らしい出来事について書いていなかった。愚か者である。

 彼女の誕生日なんだから、そんなプレゼントをしてもらってしまって申し訳なく思ったけど、彼女が僕に対する感謝の気持ちをプレゼントにしてくれたことが嬉しくて、ありがたく受け取った。

 一緒に買物していたのに、彼女がカゴにいれたそれがまさか自分にプレゼントをするためのものだなんて全く気づかなかった。確かに欲しいー!って言っていたんだけど、カゴに入れる動作が自然で、僕は単純に他の人へのプレゼントにそれも追加するんだろうって思っているだけだった。

 こっそりプレゼントしようって思っていたらぎこちなくなりそうなものなんだけど、彼女はやっぱりうまかった。気づかなかったのは僕がバカだっただけではないと思う。

 たまに彼女が僕にぽんっとプレゼントをくれる時があって、そういう時に彼女からの愛情みたいなものを感じる。彼女に思ってもらえてるんだなあって。幸せ。

 さて、今日は昨日の疲れが抜けず、死にそうな気分で仕事をこなしていた。昨日が楽しかった反動で、仕事が全く楽しくないのと、仕事が忙しくてたまらないのとで心が折れていた。今日は彼女がいなかったから余計に。

 それでも頑張って仕事を終えると、彼女から家の前に出ててあげるっていう連絡が来た。こんなに寒くなる前、彼女が家の前に出ていてくれて仕事終わりの僕がそこを通る時に会えるっていう素敵な出来事が何度かあったんだけど、寒かったし彼女も毎回毎回外に出ていられないってことで最近は仕事帰りに会えることもなくなっていた。

 実は今日、彼女に会いたいなあ会いたいなあって思っていて、帰りに外に出てくれてたのを思い出していたのだ。だからすごくタイムリーな連絡で、僕はすごくうれしくなった。

 車を走らせ、家の前につくと、彼女が家から出てきて、車を停めて出てこいという仕草をした。おや?と思って出て行くと、なんと昨日買ったポテトニョッキを調理したのでちょっと食べさせてくれるというではないか。えぇそんないいことってある!?って思いながら家に招き入れてもらった。今日はご両親がお出かけで不在らしくって、家には彼女一人だけだった。

 ニョッキはこんなに美味しいのか!ってびっくりするくらいおいしくって、彼女の簡単料理に一手間加えて美味しくアレンジ!みたいなテクニックが生きていた。彼女の手料理食べられるなんて。超幸せ。疲れて元気なかったのにすごくテンションあがった。

 ずっとここにいたいって思ったけど帰らなきゃいけないし、帰りたくないって言いたい気持ちを我慢して家に帰った。

 今日一日が憂鬱でしんどくて酷い日だったのに、彼女のお陰で一瞬にして素晴らしい日に変わった。終わりよければ全て良し。

 昨日のプレゼントもそうだけど、今日のこれも僕を喜ばせてくれようと彼女が考えてくれた結果で、僕のために何かしてくれるってことが嬉しい。彼女の優しさとか、おもいやりとか、僕に対する気遣いがすごく良く伝わってくる。ありがとう。