かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

嫌いなタイプ考察

 彼女の嫌いなタイプの人間について少し考えてみたいと思う。

 どうして彼女がそういうタイプの人を嫌いだと思うのかという考察。

 自分に根拠の無い自信を持っている人。

 こんな人を好きな人っているのかな、と思うんだけど、どうやら「大きなことを言う、自信を持っていそうな男」というのが好きな層は一定数いるらしい。俺は将来ビッグになってやるぜ!みたいな。

 でも彼女はこういう人嫌い。おそらく、根拠が無いという点が非常に重要で、既に何かを成し遂げていてそれによって自信を持っている人ならばそれは正当であり、彼女も嫌いじゃないだろう。

 自分の置かれている状況とか、自分の能力をきちんと把握しないまま、脳天気に自信を持っている人が嫌いなんだと思う。加えて、こういう人は自分のことが大好きなナルシストなので、その点も彼女に嫌悪感を抱かせる原因になっている。

 こういう人は僕も嫌い。だから僕がそうだから、ということを踏まえての推論だけど、彼女は周囲にすごく気をつかうし、自分の発言が相手にどう受け取られるかということを常に考えている。だからこそ、根拠の無い軽率な発言、自分の立場をわきまえていない発言というものにすごく嫌な気持ちになるんじゃないだろうか。自分が気をつけていることをガン無視している人をみたら嫌な気分になるし、それを通り越して怒りが湧いてくることってあるよね。そういう感じで。

 自分が体調悪くても頑張って働いているのに、体調悪くて仕事を簡単に休む奴にむかつくっていうのもこれに近いかな。うまい例えが思いつかなくてごめんね。

 自分に嘘をつく人も彼女の嫌いなタイプ。

 議論を重ねていて言い負かされそうになると、そういうことを言いたかったんじゃありませーん!とか言って逃げようとするやつ。最初は絶対そういうことを言いたかったはずなのに、途中で意見を変えちゃう。これには自覚してやっているタイプの人間と、無自覚の人間がいて、圧倒的に無自覚の人のほうが多い。

 例えば、A案よりB案のほうが絶対にいい!A案なんてクソ!って主張している人がいたとして、意見を交わしている間にどうやらA案のほうが良さそうだという流れになってきたとする。するとA案がダメって言ったわけじゃないとか、B案のほうが良いとは言ったけどA案を全否定したわけじゃないとか言い訳をしだす。当初の自分の気持ちに嘘をついている状態。これは案に対する議論だから、わりと分かりやすいけど、感情メインの話し合いだと泥沼化する。

 これに関してはもうこんな人好き!っていう人絶対いないだろうっていうものだよね。

 ただ結構こういうことをする人って多くて、でもみんな意外とそれを軽く受け流していたり気付かなかったりする。以前ここに書いたことがあるけど、彼女は言葉をすごく重視している。彼女にとっての言葉というものの重みは他の人にとっての重みより遥かに重い。だから相手がこういう主張をしているとか、こういう考え方をしているというのを言葉から読み取って、重く受け止める。そしてその主張にそって自分も意見を展開していく。しかし相手は自分の言葉に重さを感じていないし、責任も持たない。彼女は真正面から挑んでいるのに相手はたまに隠れたり、後ろに下がったり斜めに移動したりして真剣に挑んでこない。

 言っていることがコロコロ変わったり、主張をねじ曲げて嘘をつきだしたりするというのは、真剣に対応している彼女への冒涜でしかない。

 そうなったら彼女が怒るのは当たり前で、その怒りは正当なものだ。

 自分の発言に責任を持たない人、自分の心を偽る人、そんなタイプの人間を彼女が好きになれないのは当たり前の話である。

 正面からぶつかって行ける人や、主張のブレない人、本音で話ができる人、というのはやっぱり少ないよね。そういう人たちは彼女と良い関係を築けるんだと思う。

 彼女の嫌いなタイプを2つ挙げて考察してみた。もしかしたら僕の捉え方が間違っていて、こんなこと思ってない!っていうのがあるかもしれないので、修正するかも。