かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

なすのつけもの

 今日は僕がお休みの日。

 彼女はお仕事だったから、いってらっしゃーいっていう連絡をして、僕は家でごろごろした。自分が休みで彼女が仕事だと、なんだか申し訳ない気がして気軽に仕事がんばってねって言えない。自分が一緒に仕事なら、一緒に頑張ろうとか僕が頑張るからって言えるんだけどね。なるべく仕事で嫌なことに遭遇せず、無理をしなくていいような日であればいいなあと願うことしかできない。

 すごく前にネットで注文したものが今日届いていて、あぁそういえばこんなもの頼んだっけなと思った。注文したものとは去年も彼女にあげた日めくりのカレンダー。2015年版が予約できるようになってすぐ注文したのでその存在を忘れていた。もちろんこれも彼女にあげるためのもの。

 彼女の仕事終わりに会いに行って、プレゼントだよーってあげることにした。

 彼女が頑張って働いている間、どうしようかなあと考えた結果、DVDを観て過ごすことに。色々観なきゃいけないものが溜まっていて何を観ようかなと迷ったんだけど、僕と彼女の両方がちょっと気になった映画があったのでそれを一足先に観ておくことにした。彼女が観たときにすぐに感想を言い合えるように。

 それ以外の時間はぐーたら過ごして、彼女の仕事が終わるのを待っていた。

 彼女から今日は来る?っていう確認が来たので、行こうと思ってるよーって伝えて、許可をもらった。

 ついでに彼女から以前コンビニで買った漬物が美味しかったからまた食べたいっていう連絡が来たので、それなら彼女に会いに行く前にコンビニへ寄って探すことにした。彼女もきっとそれをちょっと期待しているんじゃないかなーということでその期待に見事応えて見せよう!と思ったのだ。

 少し早めに家を出て、いつもと違う道を走りながらコンビニへ向かった。扱っているお店は分かっていたものの、店頭に在庫があるかどうかは分からない。あってくれーあってくれーと祈るような気持ちで棚を見ると、二つ置いてあった。安心してひとつ手にとり、ついでにポテトを買って行ったら彼女が喜ぶんじゃないかなーと思ってレジの隣のケースを見たけどからっぽだった。残念だったけど目的のもは見つかったのでよしとして、彼女に会いに出発。

 彼女へのプレゼントが二つに増えたので僕はほくほくしていた。

 彼女に会って、まず漬物を渡す。この文章だけだとなんかシュール。彼女はやっぱり僕が買ってくることは予想済みだったようで、あったんだね!って喜んでくれた。買ってこなくても責められるようなことはないだろうけど、きっと彼女の中で少し残念な気持ちが芽生えるだろうから、きちんと期待に答えられてよかった。

 続いて日めくりカレンダーを渡す。これは全くの予想外だったようで(これまで予想されていたら敵わない)びっくりしてくれた。また日めくりという作業を課すのねって言っていたので、嫌だったかなってふと心配になったけど喜んでくれていたと思う。またぜひ毎日めくってもらいたい。

 昨日ちょっと顔を合わせただけだったし、明日も会えないので今日少しの時間ではあるけど会えて良かった。

 彼女の趣味の活動を収めた画像集DVDを借りたので、今からゆっくり見ることにする。彼女以外も写っているけど、もちろん僕の目的は彼女の写真だ。今日彼女のために漬物を買ったご褒美がこれという認識でいく。