かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

健康度

 彼女の健康度について考えてみる。

 健康か不健康か、どちらだろうと考えると、どちらとも言えないなという結論に至ってしまう。どちらかといえば健康の枠に入るんじゃないかなと思うんだけど、だからといって彼女は健康体です!というのにも違和感がある。日常生活に支障をきたさないレベルで不健康と表現するのがいいかもしれない。

 彼女は健康と不健康の中間くらいにいるんじゃないかなと思う。

 今の彼女は不健康の方に振れ幅が大きくなっていると思う。胃が痛いというのはしょっちゅうだし、眠りが浅くって睡眠不足気味。足のむくみとか、背中のコリとかにも悩まされている。あとは腰痛とか頭痛とか。

 大変だなあと思うし、可哀想だなあとも思う。心配だしね。ただ彼女にとってみればこれは日常的なものになりつつあって、本来苦しみがない状態が日常であるはずだけど、彼女にとってみれば苦しみがない状態は普通より調子の良い日になっているんじゃないかなと思う。

 そう考えると彼女の健康度というのは普通の人と比べて低いのかなと思う。

 彼女は健康に対する意識が高い。ここでいう意識が高いというのは別に、特別な健康法をしているとか、食事を健康志向にしているとかそういうことではない。

 僕が言いたいのは、調子の悪さに対する行動が早いということ。自分の不調への対処が適切かつ迅速であるから、結果的に重症化することを抑えられる。

 自分の健康に対する意識が低ければ、なにかしらの症状が出ていても放っておいて悪化させるなんていう結果になる。

 風邪っぽいなあって思えば、すぐに薬を飲んだり、喉の痛みを押さえる為にのど飴を舐めたりする。調子が悪かったら無理はしない。ただまあそれは私生活の時だけで、仕事となれば無理をせざるを得なくなるわけだけど、それでも対処が早いから、なんとなく調子が悪いなあ程度で済んでいることが多い。

 体調の悪さを軽く見て体調を崩した人に迷惑を掛けられたばかりなので、彼女のようにしっかりしている人がすごく貴重に思える。

 でも実際、調子悪い気がするけど多分大丈夫だろうなんていう根拠の無い自信で放っておく人って多い気がする。そして結局大丈夫じゃないっていうパターン。自分の健康に対する過信なのかな。とすると彼女は自分の健康に対して全く過信していない。普段から調子の悪さに悩まされているからかな。

 それによって自分の体調に敏感になって、調子の悪さに何かしらの対処を迅速にできるようになった、と考えると少しだけ良い部分もあったと思えるかもしれない。

 彼女が体調悪いっていう日はよくあるけど、彼女が体調をすごく崩して仕事を早退するとか、休むとかってないなあって思って、一体どうしてだろうって考えた時に、彼女の対応の早さというのもが一つの可能性として思い浮かんだのだ。

 早退や欠勤がないのは、彼女の精神的な強さとか我慢強さによるものが大きいとは思うんだけどね。ちょっくらいしんどかったり、調子が悪いくらいなら頑張って仕事しちゃうし、仕事していて調子が悪くなってきてもなんとか我慢して働いちゃう。凄く頑張っているんだと思う。

 彼女の健康度はあまり高いとは言えないけど、それを言い訳にして頑張らなかったりずるをしようとしたりしないし、むしろ我慢して、周りに迷惑がかからないように頑張っている。彼女の健康度が上がるよう、僕はなにかしら役に立ちたいなと思う。マッサージもその一環。

 彼女が毎日すこぶる体の調子がいい!って言ってくれたら僕もきっと嬉しい。