かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

ぷんすこ

 彼女の怒り方について少し考えてみる。

 僕の失態によって彼女を怒らせてしまうことがある。そんな時彼女はどんな風に怒るのか、冷静に考えてみたいと思う。怒られている時は冷静になれないからね。

 彼女の怒りには段階がある。

 例えば、僕が彼女を軽くイラッとさせてしまうような言動をした場合。

 「イラッとした状態」→「猶予」→「怒り」

 というような段階を踏む。

 イラッとした状態というのはもちろん僕の行動によって、ムッとしたような時。このムッとした具合によってはそのまま「怒り」に直結することもあるんだけど、大抵の場合「猶予」というのが設けられる。僕がそこで適切な判断をして、彼女に謝ったりフォローしたりすれば「怒り」にたどり着くのを食い止められる可能性が残っている。この間に彼女自身も現状について色々考えを巡らせているんだと思う。僕の悪かったところについてとか、自分に非はなかっただろうかとか。僕が今どう考えているんだろうかということに関しても考えているかもしれない。

 「猶予」の間に僕が上手くできなかったり、彼女の中で考えがまとまってやっぱり許せないとなったりした場合に「怒り」へと昇華する。

 よくこの「猶予」の間に僕は上手く謝ることができずに彼女を怒らせてしまう。どうしてそうなるか、自分の行動を分析してみた結果分かったことがある。

 僕はまず怒られ慣れていない。人から怒りを向けられることに弱い。彼女がイラッとしたり怒りそうっていう時に必要以上に身構えてしまう。彼女としてはすごく怒っているわけでもないから、軽くごめんねって言えばいいよーって許せるような場面でも、僕は彼女がすごく怒っていると思ってしまう。結果下手くそな謝り方をして怒らせてしまうのだ。

 彼女がどのくらい怒っているのかを推し量ることができないので、ちょっとしたことで怒っている様子の彼女を見て、どうしてそれで怒ってるの?って戸惑うことがある。彼女としてはもう!くらいの気持ちなのに、僕はどうしてだろうって思いながらごめんって重大事件のような謝り方をするので噛み合わない。最近それが分かってきた。遅いよっていう話なんだけど。

 僕自身が、怒ってますよーっていう態度を出す時はもう既にぷんぷん状態の時だから、彼女にもその基準を当てはめてしまっていたのだ。彼女の怒ってますよーっていう時はもう少し軽く捉えていいみたい。

 彼女に怒られたくないから、怒られないようにしようってことばかり考えて、彼女が怒る時になにを考えているのかとか、状況を深刻化させる要因はなんなのかということに関しては考えて来なかった。

 怒らせるようなことをしないのが一番だけど、何か失敗してしまうことは気をつけていたってある。そういう時に僕はどうすればいいのか。心の持ち方を意識してみようと思う。彼女に怒られることにビビりすぎてるのかな。彼女に怒られたくないばっかり考えずに、彼女がいまどう思っているかを考えるようにしたい。今更こんなことを言い出して遅いよね。意識して自分を変えていきたい。手遅れにならないうちに。