かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

忘年会

 今日は職場の人たちで飲み会だった。忘年会みたいなノリで。

 今回は彼女が幹事的役割を担ってくれて、お店の予約とか時間の交渉なんかを滞り無く行ってくれた。お陰で当日スムーズに会を開くことができた。

 冬だから鍋を食べられるお店がいいってことで、普段あんまり行かないお店に行った。

 よくよく考えてみると、この飲み会の場にいる中で僕と彼女が一番年上だった。その自覚があんまりなかったんだけど、そういえばそうだなあって今思った。みんな年齢が近いので上下関係とかはあまり気にせずにわいわい言いながら食べたり飲んだりできるのが楽しくて良い。

 今日は彼女の隣に座ることはできなかったんだけど、向かいの位置に来てくれて嬉しかった。安心感がある。位置的に僕がみんなの分の注文をしたりとか、店員さんとの会話をする係になっていたんだけど、僕がもし上手くやれなくても彼女がいてくれるから安心だなーって思いながら色々やれる。失敗したり分からないことがあっても彼女がいてくれたらなんとかなるだろうって思える。彼女がいなかったらもっと消極的になってしまうんだろうけど、彼女がいてくれるから率先して行動することができる。

 食べ始めた頃、僕はみんなに食べ物を分配することに集中していたので彼女から見たらつまらなそうに見えたらしく、楽しくなかったのかと心配させてしまったようだった。僕が料理をみんなに分ける係をすれば彼女の好みを反映した、ある意味彼女びいきの分配ができるので、僕はその役割を他の人に渡したくなかった。露骨にひいきはしてなかったよ。ただ彼女が嫌いなものとか、もしくは食べたいものとかそういうのをきちんと分かっている僕がやりたいなって思ってやってた。彼女のためだけにやってたと言っても過言ではない。

 今日は僕も彼女もお酒を飲まなかったから、他の人たちがいい感じに温まって酔いが回っていくのを楽しく見守っていた。彼女は僕が楽しんでいるか心配してくれていたようだけど、僕は彼女が楽しんでいるのかすごく心配だった。

 食事を一緒にしていると、ついつい彼女のことばかりが気になってしまう。熱いけど大丈夫?とかもうちょっと食べる?とか、辛いの大丈夫かなあとか色々心配したり声を掛けたりしたくなる。でも僕が彼女を好き好きっていうのをあんまり出していくと、周りからしたらこいつどうなってんだってなるだろうと思って少し自重した。本当はもっと彼女にばっかり話しかけて、これおいしいねーあれおいしいねーこれはどうだろうーみたいな話をたくさんしたかった。

 でもまあ、それはまた二人でご飯食べた時にやればいいので、今日はみんなでわいわいすることを楽しんだ。わりとみんなが会話をしているのを聞いているだけで楽しい。

 二時間くらいわいわいやって、お開きにして、ニグループに別れて帰宅した。

 僕は車を出していたので、それぞれ送って行ったんだけど、一人送った後、次の人を下ろすところでしばらく話し込んだ。これが大いに盛り上がって一時間くらい車内は大盛り上がりだった。飲み会よりこの場でのトークのほうが盛り上がったんじゃないかくらいの盛り上がりだった。やっぱり少人数で話してるほうが話しやすいのかなあ。その場にいなかった他の人たちとでは盛り上がれないってことでもないと思うんだよね。いや、もしかしたらそれはあるかもしれない。

 とにかくそこでだいぶ話し込んで、その後もう一人と彼女を送って帰ってきた。

 彼女が楽しめたのかなーってずっと気になっていたけど、帰りに彼女が楽しかったよって言っていたので、よかったーって思った。安心した。

 また年が明けてから、新年会兼送別会という名目で飲み会を開催したいねという話になっているので次が楽しみだ。