かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

ぽてとのおつかい

 今日は仕事終わりに彼女と会った。早く仕事をあがった彼女は予定を終え、仕事終わりの僕を待っていてくれたのだ。

 最近の彼女は特に忙しそう。休日は予定がいっぱい。仕事の日よりも早起きしなきゃいけないとか、体力的にも精神的にも疲れることが待っていたりする。家に帰ってきても気がかりなことがあって心がすっきりしない状態だったり、考えなきゃいけないことや、やらなきゃいけないことがたくさんあって心も体も休まる時がない。疲れがずーっと溜まっている状態、すっきりしない状態だと思う。

 今日も疲労が蓄積していたのか調子が悪くなってしまったようで、仕事を終えた僕に彼女からチョコかポテトを買ってきてという連絡が入った。調子が悪いのになにか食べたい、ということはきっとエネルギー不足のような症状に違いない、と思った僕は帰りがけにコンビニへ寄ってご所望の物を買っていくことにした。彼女は時折、低血糖のような症状に陥ることがあって、手足がしびれるとか動悸がするとかそんな症状に悩まされる。文面からもかなりしんどそうな雰囲気が伝わってきたのでとりあえずそんな感じだろうと判断して急いだ。

 まっさきにレジのところにあるフライドポテトをチェックしたけど空っぽ。きっとポテトってこれのことだったんだろうなあと思いつつ、チョコを探索。彼女の気分によって食べたいものって変わってくるし、調子が悪い時に冒険したものを食べたくはないだろうということで、安定感重視で選んでみた。ポテトがなかったから埋め合わせとしてポテト系のスナックを買って、あときっと寒いだろうから暖かいやつをと思ってホットドリンクを探した。風邪による体調不良の可能性も考慮して、喉に良さそうで温まりそうでいかにも風邪に効くぞ感のあるゆずのやつにした。彼女が前に飲んだときにおいしいって言ってたし。

 チョコを選ぶので時間を使ってしまったので急いで彼女の所へ向かった。

 車の窓越しに見た彼女は、今まで体調の悪い彼女を見てきたけどワースト3に入るヤバさだった。寝てたみたいで髪の毛ぼわーってなってて顔に生気がなくて、反応が鈍くて死んじゃうんじゃないかと思うくらいのインパクトだった。

 手足がすごく冷えているらしくって、温かい飲み物買ってきてよかったーって思いながらポテト買ってこようと思ったけどなかったんだーって言い訳して、二人で買ってきたお菓子をもぐもぐした。彼女はありがとうって言いながら美味しく食べてくれた。

 結局どうして調子が悪くなったのか分からないんだけど、しばらくしたらちょっと良くなったみたいで、といってもすごくしんどそうだったけど、僕に感謝してくれた。

 弱々しい彼女は、いつもの勢いのある彼女と違って、儚げでそれはそれで可愛いんだけど、かわいそうになるしすごく心配。今日は今にもぶっ倒れそうだったし。

 きっと今すごく彼女は疲れきっているんだろうなって思った。自覚の有無は分からないけど、心も体も悲鳴を上げているくらいなんじゃないかなって思う。特に精神的にきついんじゃないかなあ。考えることが多くて、ストレスも多いみたいだし。

 もう少ししたら忙しいのも一段落すると思うから、彼女が残りを頑張れるように応援したい。