かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

おとどけ

 今日はお休み。昨日今日とニ連休。最近忙しかったので良いタイミングでお休みがもらえた。

 彼女もお休みで、お互い特に予定もなかった。今日も遊びたいくらいだった。

 とりあえず疲れを取るためにたくさん寝よーって昨日彼女と話していたので、僕はたっぷり寝たんだけど、彼女は玄関のチャイムを連打してくる怪しい男によって起こされてしまったらしい。彼女が居留守を使っていると自転車に乗って走り去ったらしいけど恐ろしい。彼女の周りには面白いことがよく起こるけれど、こういうなんか本当にやばそうなことは極力起こらないで頂きたい。でも今日は僕が休みだったからいざとなったら彼女を助けに行けたかも!なんて思った。

 本当に用事があったのか、不審者だったのは判然としないけれども、彼女の安眠が妨害されたことは事実であり迷惑な話だ。

 さて、昨日彼女が気に入ったスマホのアプリがある。しかしこのアプリ、彼女のスマホでは遊ぶことができない。そこで僕が以前使っていたスマホにアプリをインストールして彼女に貸してあげることにした。昨日のうちに準備して、今日渡しに行こうと思っていた。

 彼女がちょっと出掛けるつもりだというので、その前にと思って彼女の家へ届けに行った。彼女に会ってしまうと帰りたくなくなるし一緒にいたいし、なかなかそれじゃ!って感じでささーっと帰ることができない。すごく後ろ髪を惹かれながら別れを告げた。

 僕が家に帰ってくると彼女は早速スマホアプリで遊んでいて、熱中するあまりお出かけを先延ばしにしていた。彼女らしくて笑ってしまった。

 ちょっと会っただけで帰ってきたので、なんだか寂しい気持ちになっていたんだけど、彼女が電話できるよーって言ってくれてそれからしばらく電話をした。お互いにスマホでゲームしながら。借りてきたCDをBGMに二人で同じゲームを延々とやった。厳密にいえば一緒にやってるとはいえないんだけど、電話の向こう側で同じゲームをやってるって思うと楽しくてたまらなかった。結構やったかなーと思って時計を見たら、電話を始めた時から二時間近く経過していてびっくりした。ゲームに対する熱中具合がすごい。彼女にすごくハマってるねって言われたけど、その言葉をそっくりそのまま彼女にも言いたい。

 二人とも面白いものを見つけるとガーッとハマって遊びまくるんだけど、僕は一気に沸点まで盛り上がって急速に冷める感じ。彼女は同じくらいの速度で沸点近くまで盛り上がるんだけど、冷めるまでの時間が僕よりも長い。ゲーム自体のうまさはたぶん同じくらい。僕のほうがより多くのゲームを遊んでいるから最初の飲み込みは早いけど、彼女もすぐにそれに追い付いてくるし、追い抜いていく。どちらかがずば抜けて強いってことがないから競い合えて楽しい。

 電話しながら何か別のことをするの楽しいなー。一緒に遊んでいる感覚に近い。こういうのもいいね。とっても楽しかった。

 彼女がスマホアプリとっても楽しんでくれているみたいだから、今日渡しに行ってよかった。彼女もありがとうって言ってくれたし。よかったよかった。

 こういう休日もいいね。ゆっくりできました。