かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

貸し借り

 彼女に貸した漫画やらCDやらが今日大量に返ってきた。一気に貸したものが返ってくると物悲しくなる。これを期に彼女が僕と距離を置こうとしているんじゃないかっていうネガティブな考えが顔をだすのだ。今回はそんなことないなってのが分かっていたから大丈夫だったけどね。

 そもそも彼女がなぜこのタイミングで色々返してくれたかというと、お部屋の片付けをしたから。そしてなぜ片付けをしたのかというと、明日の夜に甥っ子がやってくるからなのだ!

 みなさんご存知だろうか。彼女の甥っ子。天使のように可愛い甥っ子。

 片付けが苦手な彼女も、甥っ子が来るとなれば頑張らないわけにはいかない。だって甥っ子がはいはいして色んな物をぺろぺろしたら困るから!彼はすくすくと成長していつの間にか前進できるようになっている。僕が実際に見た甥っ子はまだ寝返りすらうてなくて、ぐーぐー寝ているような状態だったのに。成長が早い。でも僕は彼女から甥っ子の画像や動画をいっぱい送ってもらって見ているから、寝返りをうてるようになったのも、はいはいできるようになったのも、全部知っている。彼女と可愛い可愛い言いながら何度も見た。自分の右手を発見した様子とか、壁をもぐもぐ食べている様子とか、可愛い。ほっぺがかわいいむにむに。

 そんなわけで彼女は昨日頑張ってお部屋の片付けをしたのだった。

 そしてその片付けの過程で僕が貸したものも整理され大きな袋2つ分になって返ってきたというわけだ。

 彼女と仲良くなった最初の頃に、好きな音楽の話になって僕が張り切って大量に貸したCD。僕の好きな音楽のジャンルが彼女のあまり聴かないジャンルだと知るのはもうちょっと後になってからだった。

 あとはちょこっとずつ貸した漫画や、一気にどさっと貸した漫画がまとまってかなりの重量になっていた。貸したことを忘れているものもあった。

 彼女から借りてばかりで、僕から色々彼女に発信することって少ないなあなんて思っていたけれど、僕からもそれなりに彼女へ渡していたんだなあ。そんな風に思って部屋を見回してみたけど、今仮に彼女から借りたものを一気に返すとすると、どうやら今日ボクの手元に返ってきた袋のサイズで、4袋分くらいにはなりそうだ。大量。

 まだ読んだり観たりしていないものがたくさんあるから一気に返すことはできないし、仮に一気に返せるとしてもちょっとずつ返していこう。だってこれが一気になくなったらきっと凄く寂しいだろうから。それにこの量を一気に返されたら彼女もそれを整理して片付けるのがすごく大変だろう。

 返ってきたものをどこに片付けようか今凄く悩んでいる。