かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

自然災害みたいなもの

 今日仕事をしていて、不意に現れた彼女を最初彼女と認識できず、めっちゃ可愛い人きた!って思った。ちらっと見た雰囲気で可愛い!ってなってうおー!って思ったら彼女だった。嬉しくなったよね。瞬間的に可愛いって思った人がいつも可愛いって思っていた人だった、なんて素晴らしい。

 嬉しかったのですぐ彼女に可愛い人きたって思ったらあなたでしたってことを伝えたら、なにそれー気持ち悪いっていいながら笑ってくれた。きっと喜んでくれた!(ポジティブ)

 あと今日彼女がクッキーを持ってきてくれた!すごくたくさん!焼き時間を変えた二種類を袋に分けて入れてくれてあって、袋に「さくさくクッキー」「ほろほろクッキー」ってメモが貼り付けてある。可愛い。昨日材料を買いに行ってから作ってくれたみたい。仕事が早いぜ!今日はちょっと時間も遅くて食べられないので明日いただくことにする。楽しみ!すごく嬉しかった!

 序盤こんな感じで楽しく過ごしていたんだけど、終盤に調子いい一日に水を差す出来事が発生した。

 クレーマーの登場である。今宵のクレーマーの餌食になってしまったのは運悪く彼女だった。正直な所彼女に悪いところなんてなかった。ちょっとしたミスがあったことは確かなんだけど、それで怒ってクレームを付けるのは頭おかしい。しかも彼女の態度が悪かったみたいなことも言っていたらしいけど、彼女の接客態度が悪いなんてありえない!彼女ほど接客が素晴らしい人いないって思ってるのに。実際彼女は接客態度が素晴らしくて以前表彰されているくらいだ。仕事中、僕が彼女を怒らせてしまった時だって、接客時は怒ってるなんて感じさせない態度で仕事ができるのだ。他の人の態度が悪かったっていうのなら、少しはそうかもしれないなっていう思いも生まれるけれど、彼女の接客態度が悪かったといわれても、受け止めた側がねじ曲げて解釈しているとかこじつけだろうみたいな感想しか生まれてこない。

 話を聞いて、僕もその時近くにいたからその時の状況を思い出してみたけど、彼女はいつもどおりだったと思うし特別態度が悪かったってことはないと思う。僕からすれば彼女は100%悪くない。全く悪くない。

 実際このクレーマーはかなり頭のおかしい言動をしていたので、彼女は運悪く変な奴に目をつけられてしまったということなんだと思う。こんなのに文句言われて彼女が可愛そうだった。責任も感じてしまうだろうし、クレームに対応した人に迷惑がかかってしまったって思うだろうし、自分が悪くないって分かっていても、周りが悪くないって言ってくれても、それでもやっぱりすっきりしないだろうし。

 道を歩いていたら、突然気性の荒い犬が現れて噛まれてしまったような状態。

 この状況で道を歩いていた人が悪いなんて言わないでしょ?そんなこと言う奴がいたらそれこそ頭がおかしい。

 本当に今日は彼女にとって災難な日だった。帰りにその話になったんだけど、彼女が可哀想で可哀想でたまらなかった。彼女は芯が強くてしっかりした人ではあるけどクレームつけられて平気でいられる性格じゃないし、みんなの前で平気そうでも実際はショックを受けてるし傷ついてもいる。

 こういう時に一緒にいてあげられてよかったって思った。

 災難だったしとっても疲れただろうし悲しくもなっただろうし、本当におつかれさま。