かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

飲み会

 今日は職場のみんなと飲み会をした。

 僕は車で行くしか交通手段がなかったのでみんなを拾って現地入りする係になった。

 彼女と同僚二人を迎えに行く予定で、まず休みの同僚を家の近くまで迎えに行き、その後仕事を終えた彼女を迎えに行き、最後にもう一人の同僚を迎えに行くという流れ。この流れだとまず助手席に乗るのが同僚1になってしまう。細かいことではあるけれど、そして短い道中ではあるけれど、彼女が隣がいいなあって思っていた。

 当初の予定通り、同僚1は助手席に乗ったのだけれど、その後正当な理由もあって彼女を助手席に座らせることに成功した。僕はだいぶ嬉しかった。僕にとって非常に重要だったからね。

 そして同僚2を迎えに行って、会場へ到着。別ルートから来た同僚たちを加え、飲み会が始まった。

 こんなメンバーが揃って飲むことはもちろん、個別でも飲み会を行ったことのないメンツだったのでどんな飲み会になるのかと心配な部分もあったけど、かなり盛り上がった。酔っぱらいの会話にしらふの僕も結構ついていけて楽しめた。随所で光る彼女の笑いのセンスとか、彼女が僕をいじるのとか、すごく楽しめた。この飲みの席でも上手いこと彼女が隣になって、僕は非常に嬉しかった。この位置関係ではなかったらもしかしたらもう少し楽しさが削減されてしまっていたかもしれない。

 愚痴とか仕事の話ばっかりになるかなあと思ったんだけど、全然そんなことなくて、むしろ仕事の話なんかほぼ出ないくらいの、今思うとどんな話題で盛り上がっていたんだろうって思うくらいとにかくワイワイ盛り上がった。勢いが凄かった。すごく笑えて楽しかった。自分が楽しいことも重要だけど周りが楽しんでいるのかっていうのも気になった。彼女もきっと自分のことよりも周りを見ている人だし、終わった後にみんなが楽しんだかどうかって気にするんだろうなーって思ったので、みんなの楽しみ具合を唯一お酒を飲んでいない立場として冷静に観察していた。

 僕が一番楽しんでいるか気になったのは彼女なんだけどね。彼女が楽しんでくれてなかったら僕としては今日これに参加した意味がなくなってしまうから。

 結果的に僕も彼女も楽しめた。飲み会中の彼女の立ち位置としては、お酒が飲める強い人って感じで、みんながふざけて姐さん!って呼ぶ感じの地位を確立していた。いい感じに慕われてる雰囲気だった。酔ってふらふらしている人をトイレに連れて行ってあげるし、みんなも彼女にお願いしとけば安心みたいな雰囲気だったし、そういうのも僕は見ていていいなあって思った。

 Y君が彼女のことを普通に好きっていうことも分かって、彼女は嬉しそうだった。いつも疎ましく思われてるんじゃないかとか気にしてるから、酔っているY君の本音が引き出せてよかったんじゃないかな。

 仕事の時よりもみんな騒げて自由で、こういう機会ってすごく大事なんだなって思った。企画された時にみんなでわいわいやるよりも彼女と二人でいるほうがいいやーなんて思っていたけど、これもまた良いものだなと思った。彼女もいてくれるしね。彼女の存在がどうしても僕には重要だから。彼女がいなかったらやっぱり嫌だ。

 帰りも何人か家まで送って行って、最後に彼女と二人でコンビニへ寄った。お水とか買ってしばらくいつものように車でまったりした。とても落ち着く。みんなでわいわいもいいけど、やっぱり二人の時間いい。

 とても楽しい一日だった、と締めくくれる良い日だった。

 また来月やろうねーって感じだったから楽しみ。