かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

思えば遠くへ来たもんだ

 彼女と出会って二年が経過していた。いつの間にか。早いね。

 彼女と出会って仲良くなって、彼女のことを分かったつもりになって、でもそれは勘違いで分からないことだらけだって気付いて、そしてやっと分かってきたかなって最近思うようになった。たぶん彼女と出会った頃の僕は調子に乗っていた。彼女の悩みを理解して、どうにかしてあげられると思っていた。でもそれは違って、そもそも僕ができることは彼女も自分自身でできることだったっていうことに思い至るまでに少し時間を要したと思う。

 僕が思っている以上に彼女は思慮深く頭のキレる凄い人だった。僕が思いつくことなんて彼女は既に思いついているし、僕ができることは大抵彼女もできた。最初の頃彼女はすごく僕のことを褒めて持ち上げてくれたから調子に乗ってたなあって今は思う。よく嫌われなかったなあとも思う。当時の自分を振り返ると、考えが浅くて根拠の無い自信があって、周りが見えていなかったなあと思う。今、僕がものすごく嫌いな奴がいるんだけど、そいつと大差なかったんじゃないかなあって思う。多少僕のほうがましだったはずだけど。

 当時の自分を客観的に見ることができるってことは、多少成長したってことじゃないかな。

 成長したけど結構崖のギリギリのところに立っている感じがする。いつここから落ちてしまうか分からないような。二年という期間一緒にいたわけだけど、彼女との関係の中で絶対は無いというのは痛感している。明日も彼女が僕と一緒にいてくれる確証など一切無いのだ。明日もこの関係は続いているだろうっていうのは思うけど、それは崩れる可能性のあるもので確実性などない。

 僕が一生懸命彼女のことを考えていても、彼女のために行動していても、あっさりとこの関係が終わってしまう可能性は存在している。僕にとっての100点は彼女にとっての50点とかそれ以下ってこともあり得る。

 自分が大好きだから相手もそれに応えてくれるとは限らない。僕がいくら彼女のことを好きで、すきすき大好きって言っていても、彼女の方にそんな気持ちがなくなっていたら暖簾に腕押し状態。逆に彼女を苦しませることにもなりかねない。

 あーいかんいかんネガティブスパイラル。

 今は大丈夫だよ!彼女も僕の気持ちに応えてくれてるよ!

 あ、でもどこかで読んだけど、彼女ラブラブですーみたいなブログを書いたり、Twitterで「デートなう」とか「こんなプレゼント貰っちゃった~」とか言っちゃう人たちは、そういう表現することで自分たちが上手く行っているって思い込むためにやっているらしい。だからラブラブアピールしている人たちのほうが破局の危機に瀕しているんだって!

 僕のブログは毎回僕が彼女好きですっていうのを一方的に表現しているブログになっているので安心だね!

 今日に至っては彼女との関係がいつなくなってしまうか分からないんだぜっていう戒めの記事だしね!

 長く続いているからって安心する要素は何もないよね。不安だよね。