かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

褒め褒め

 今日は彼女がお休みで僕が仕事の日だった。

 仕事に入る前に同僚が、茶髪の彼女を見たかって聞いてきた。職場ではまだ彼女に会っていないので、見てないよーって答えたんだけど、その同僚が「茶髪の○○さんすっごい良かったっすよ!」って言ってきた。嘘でわざわざそんなこと言うはずないので本心でそう思ったことは間違いない。彼女もその場にいないから気を遣っての発言でもないしね。こいつは心から彼女のことを褒めているんだなあと思って、僕もなんだか嬉しくなった。これはすぐにでも彼女に教えてあげようって思ったんだけど、結局忙しくてしばらく経ってからの休憩時間に連絡して伝えた。

 彼女に関する褒め情報は随時報告していく。

 この同僚、よく彼女のことを褒める。なんて名前で登場させてたっけ。たぶんY君。さすが○○さん!とか、○○さんのメモがあれば安心だからとか、彼女を結構信頼してるっぽい。気遣いの足りない発言が多くて彼女をいらつかせることも多いんだけど、まあ良いやつだ。彼女の前髪をなんか変だよとか言って直してあげたあれはまじでムカついた。彼女も嫌な気持ちだっただろうし僕も嫌な気持ちだった。そもそも前髪は変じゃなかったし。

 まあでも彼女のことをよく褒めているのでその点に関しては、僕から見ても好感度が高い。

 褒められた彼女は、よかったって喜んでいた。報告してよかった。

 今日は人手が足りなかったので、超特急で!なんて言われながら仕事をせっせとこなしていたら、彼女が来てくれた。

 虫の知らせってわけでもないけど、なんとなく彼女の気配を感じて視線を動かしたら彼女が本当にいて、おおお!ってなった。でも本当に彼女かなって思って考える時間を要してもう一度彼女だ!ってなって再度おおお!ってなった。

 彼女が来たことにびっくりしたというより、彼女に会えて嬉しくておおお!ってなった感じ。仕事はあったけど彼女が来てくれてテンションが上がったので、ちょっとだけ彼女と話をした。リフレッシュできた。

 仕事の時間が押していたんだけど、彼女が来てくれたことの嬉しさでそんなことどうでもいいや!ってなりそうで、でも彼女が仕事してきてってやさしく諭してくれたので、僕は無事仕事に戻れた。

 帰り際にもう一回会いに来てくれて、じゃあねーってお別れをしたんだんだけど、本当は素直にじゃあねーなんてお別れしたくなかった。名残惜しくて名残惜しくて仕方なかったんだけど、仕事は押してるし彼女もここに長居するわけにもいかないしって考えて我慢した。

 休日に職場へくる彼女も良いものである。

 会えてよかったあ!