かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

疲労度

 今日、他の職場の人が彼女のことを可愛いと言っていたという情報を得た。

 そうだろうそうだろう、彼女は凄く可愛いんだ!っていう思いと、そんな目で彼女のことを見るんじゃないよこの野郎!っていう思いが入り混じって複雑な気持ちだった。

 誰かが彼女のことを褒めていた情報は彼女にあますところなくお伝えすることにしているので、すぐに彼女にお知らせした。

 喜んでいたのかどうかよく分からないけど、多少プラスだったとは思う。まあ可愛いって言った相手に対して好感を全く持っていない、というかほぼ交流がない人だからそりゃあ仕方ない。でも交流がないにもかかわらず、わざわざ彼女のことを可愛いと言うということは本当に可愛いと思ったってことだ。

 彼女がとっても可愛いという僕の主張に説得力が増してきたのを感じる。

 みんな彼女を見たら可愛いって言う。そりゃあお世辞かもしれないけど、全く可愛いと思わない相手に対して、わざわざ可愛いですねなんて言わないだろうから、可愛いの度合いは別にして可愛いことは間違いないのだ。

 僕は強く主張する。彼女は可愛い。僕一人の思い込みではなくて、事実彼女は可愛い。

 話は変わるけど、今日は僕が長時間働く日で、彼女は僕よりも遅い時間から出勤だった。いつもと逆のパターン。僕が彼女を送り出して、後から出勤するっていうことが多いんだけど今日は違った。ちょっと新鮮な気持ちになる。

 今週仕事が忙しくて、僕になんだか疲れているなあという自覚が生まれてきた。体が重いというか、腕を動かすのがつらいというか。動かないというか。そうなってみて、あぁ彼女はよくこんなことを言っていたなあって気付いた。彼女がそう言っている時は、きっと大変なんだろうなあ心配だなあって思うんだけど、どの程度なのか実際にどのくらいしんどいのかは計り知れない。決して軽く捉えているつもりはないんだけど、もしかしたら僕の想像よりもしんどいのかもしれないっていうのは常に考えている。

 それで、今僕がしんどいのもまだまだ序の口で、彼女はもっとしんどい思いをしていたんだろうなと考えると、本当に頑張っていたんだなあって思った。

 こんな状態で何日も、仕事に行って帰ってきて寝て、疲れが取れていない体で働いてっていうのを繰り返していたと思うと可哀想で可哀想でたまらない。

 彼女はいつもこれよりもつらい思いをして仕事を頑張っているんだっていうのを肝に銘じて頑張ろうと思う。彼女ばっかりに頑張らせてはいけない。ぼくも頑張って彼女に掛かる負担を軽減してあげたい。

 彼女のためって思うと不思議と頑張れるんだよね。彼女が身体を休めるために今僕が働いているんだって思うとやる気が出てくる。それを彼女に恩着せがましく言うのは良くないけど、思ってるくらいならいいよね。

 彼女が可愛いって思われてよかったなあっていうのと、彼女のつらさの一片を感じることができて、こんなに大変だったんだなあって思ったのが今日一日の出来事でした!