かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

喜ばせ屋

 彼女はとってもサービス精神がある。

 相手の求めていることを読み取る力があるってのは前から言っている。相手の思考を推測して行動できる。こう考えているんじゃないか、ああ考えているんじゃないかっていう予測を立てるのが上手。

 だから彼女は、今相手が話しかけて欲しいのか、そうじゃないのか。構って欲しいのか放っておいて欲しいのかみたいなことが何となく読み取れるわけだ。

 そして相手の要望に気付いた時に、それに乗ってあげるかどうかは彼女次第なわけである。これをしたら喜ぶだろうからやってあげよう、という選択ができるのと同時に、これをしたら喜ぶだろうけどやってやらない、という選択も取れるわけだ。

 そこで彼女は大体の場合やってあげる方を選ぶ。やさしい。この優しさを僕はサービス精神と表現してみた。

 例えばそうだなあ、昨日僕がブログに、口元に指を当てる仕草が可愛いって書いたら今日それをやってくれた。あれ可愛い。これをやったら喜ぶかななんて思いながらやってくれたのだと思っている。そうやって考えて実行してくれるのも可愛い。

 こんな風に、僕を喜ばせるためにわざわざ何かをしてくれたり、僕にだけじゃなくて誰かに対しても喜ばせたり、嫌な気分にさせないようにとか、彼女は気配りをする。

 彼女は基本的に誰に対してもサービス精神を発揮できるし、献身的なんだと思う。でもこれって諸刃の剣だよね。凄くいいことだと思うし、これによって彼女は周りの人に好かれているんだと思う。僕も彼女のこういう所は魅力的だと思うし好きだ。でも彼女の献身的な行動が報われない場合も多々ある。評価されなかったり、感謝されなかったり、ひどい仕打ちを受けたり。

 今日別の話題で彼女が、仕事のできる人にしわ寄せが来るっていう話をした。それと同じように、色んな人に色んな気配りを出来る人がやっぱり一番大変なんだと思う。気配りされる方なんて一ミリも大変じゃないからね。

 彼女は仕事もできるから、仕事のしわ寄せだって来る。人より長い時間働いたり、人より早くたくさんの仕事をこなしたりしなきゃいけない。

 どんなにしんどくても、彼女はサービス精神を失わないし、仕事も頑張っている。偉いなあと思う。

 精神的にも体力的にも苦しいのに頑張っている彼女をどう支えてあげようかって日々考えている。僕だって彼女にサービス精神を発揮して喜ばせてあげたいし、献身的に色々やってあげたい。

 彼女のその素敵な優しさが失われないように、持ち続けていられるように僕が少しでも力になれたらいいなと思う。