かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

散髪

 今日と明日二連休の僕は髪を切りに行ってきた。さっぱり。乾かす時間が短くなるのがとっても良い。でも長いほうが好き。短いのはどうも落ち着かない。彼女も長いほうが似合うって言ってくれる。長いって言っても長髪ってわけじゃなくてツンツンした状態から伸びて髪の毛がしなーってなったくらいの長さね。どう説明したらいいか分からない。

 伸ばしたい気持ちはあるのだけど、仕事で髪の長さが制限されているので仕方がない。そういえば彼女も髪を染めたいって言っているけどこれまた仕事の関係で染められない。僕は彼女の黒髪が好きだからそのままでいいと思うんだけどね。でも髪を染めたらどんな感じになるのかなあっていうのを見てみたいとも思う。違和感が勝つのか、それとも可愛い!ってなるのか非常に興味深い。

 なんか画像編集とかして髪色変えれないかなあ。やってみたい。

 二日間休みなんだけどこの間彼女と会えない。でもそれは嫌だ。だって会いたいんだもん!ということで会いに行ってきた。会いたくて会いたくて仕方がなかったので、会いに行くというのは昨日の夜から決めていた。今の僕はすごく彼女を必要としている。彼女に会えない間、案外会えなくても大丈夫じゃない?って思って余裕ぶっていた時があったんだけど思い込みでした。

 会いに行く前に彼女から借りた小説を読んでいたんだけど、序盤の微妙感を我慢して読んでいたら中盤から面白くなってきて一気に読んでしまった。夢中で読んでいたら会いに行こうと思っていた時間がかなり近づいていて焦った。

 昔は恋愛をテーマにしたような作品って本当に苦手で、なんで苦手かって言ったら、登場人物に感情移入しすぎて自分が恋しているみたいに胸が苦しくなってしんどいからという、ある意味作品を最高に楽しんでいる状態が嫌という理由からだった。あと幸せそうなカップルを見るのもつらかった。

 でも彼女と出会って、好きになって恋をして、胸を締め付けられるような甘酸っぱい思いをたくさんして、だんだん恋愛耐性がついてきたようだ。

 恋愛の描写がある小説や映画を観ていると、僕と彼女の関係を当てはめて観るようになった。彼女にもこういうところあるなあとか、僕のダメな部分と一緒だなあとか。作品に触れている時に感じる、もどかしさとか胸の苦しみが現実の経験とリンクして、あぁ分かる分かるみたいな、こういう気持ちになるよねー!っていう共感に繋がるようになった。昔と見方が変わったから、恋愛物も受け付けるようになったのかもしれない。

 彼女に会ったらこの本の感想も直に伝えよーってわくわくしながら車を走らせた。彼女は不出来な後輩のせいでちょっと遅くなってしまって申し訳無さそうにしてくれた。彼女が悪いわけでもないし、今日の僕は待っていることが苦痛ではなかった。とにかく彼女に会いたくて会いたくて、彼女に会えることが嬉しかった。

 仕事でおつかれだったろうけど、お話できてよかった。彼女はやっぱり可愛くて、何度見ても可愛くて、幸せだった。

 本の感想も伝えられて、彼女も感想を言ってくれて、そうだよねーってなって楽しくて、僕の感じていた文章の違和感も分かってもらえて、満足した。先日書いたように感想を伝え合うの楽しい。大好き。

 帰ろうって言うんだけど名残惜しくて会話が終わらなくって終わらせたくなくて、でも帰らなきゃって思うんだけど帰りたくない。彼女と少しでも長く一緒にいたくて、じゃあねバイバイって言えない。それでもそんなこと言ったって帰らなきゃいけないからじゃあねってお別れする。車に乗り込んで、最後にバイバイって手を振る時の彼女の笑顔が凄く好き。笑って手を振る彼女可愛い。僕も自然と笑顔になる。

 別れ際は寂しいものの、今日は会えて嬉しくて嬉しくて、帰り道も家に帰ってきてからもご機嫌だった。会えて良かったー。

 いい気分で今日一日を終われる。あー早く彼女に会いたい。