面白みが出てきたかも
今日あった面白いこと。
仕事を始める前に、仕事に関する連絡事項を伝達する時間がある。その時Pの笑顔が固いという話になった。本当にあいつはなにもできないな。Pがまだ笑顔が固いなーとか言われているところで「ここで○○さん(僕のこと)が固さの抜けた最高の笑顔を見せてくれるから!」と唐突なフリがやってきた。この時僕はこの展開になってしまったことに軽くテンパって焦っていたので、この前後で交わされた会話についてしっかり記憶していない。多分こんなことを言われたんだったと思う。
その場にいたのは、僕と彼女とPと上司二人。
テンパって焦っていた割に、僕は全力の笑顔を披露することができた。自分でもびっくりするくらいにすんなり。笑顔を見せる瞬間は恥ずかしさなんて微塵も感じなくて、とにかくフラれたからにはやってやろうみたいな感じだった。
その笑顔がだいぶウケて、みんな大笑い。バカにされた感じじゃなくて普通に面白くて笑ってくれたみたいで良かった。もちろん彼女も笑ってくれた。やってよかったーって安心した。でもやりきった後にめちゃくちゃ恥ずかしくなって、顔が赤くなって汗は噴き出してくるし大変だった。
以前の僕だったら、最高の笑顔を見せてくれるから!って言った時に、笑顔なんて披露せずに、いやいやいや!みたいなつまらない返しをしていたと思う。無理っす無理っす!みたいな。それやられると冷めるってのは重々承知の上で、恥ずかしさのあまり自分を守ってしまうやつ。Pは多分今そんな感じなんだと思う。
で、なんで僕はそのフリに対して笑顔で応えられたかといえば、100%彼女のお陰だと断言できる。彼女と過ごす中で、変な顔することに慣れたし、恥ずかしいと思ってやらないことが最高につまらないことだっていう認識は以前にも増して強くなったし、恥ずかしがらずに挑戦してみると意外とできるってことも学んだ。なによりも、恥ずかしがらずにやってみると彼女が褒めてくれる。
仕事終わりにこのことを振り返った時も、彼女は褒めてくれた。僕が笑顔を披露したのが最高のタイミングだったよ!って。あとみんなの評価が上がったよ!って言ってくれた。
僕がこうやって恥ずかしさに負けず面白いことができるようになってきていることは彼女のお陰であることは間違いない。彼女はそれに関してよかったのかどうなのかみたいなことを言っていたけど、良かったことだと思う。確かにまあ変顔ができるようになった!っていうのがプラスかどうかは見方によるかもしれないけどね。
でも僕は面白いこと言ったりやったりできるようになりたいと思っているし、つまらない返しばっかりしてしまう自分が嫌だなあってのは思っていたから、この変化は僕にとってすごく嬉しい事だ。
これは唐突なフリに応えられるか否かだけではなく、自分で勝手に無理だと決めつけて諦めてしまったり逃げてしまったりしていたことに対して、向かっていけるようになったんじゃないかなってことでもあるんじゃないかなと思うのだ。
彼女と一緒にいて成長できた部分だと思う。自覚できる形で、明確に今日それを感じた。なんだか嬉しい。成長できたことも嬉しいし、彼女の影響を感じられたことも嬉しい。
今振り返っても、変顔に近い全力の笑顔をばっちり披露できてよかったなと思っている。やってやった!という満足感がある。もしかしたら過去最高に僕が輝いた瞬間だったかもしれない。
つまらないやつから多少ユーモアがあるやつにランクアップしたかもしれない!