かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

台風8号

 今日も彼女が可愛くて可愛くてたまらなかった。

 出勤時間が一緒だったから、今日は彼女を迎えに行って一緒に出勤することに。台風で帰りが大雨になるかもしれないってことで送り迎えの役割を担うという名目で。普段はこんなことできないからね。

 一緒に出勤って良い。楽しい。仕事に行くというのに彼女が隣に座っているという素晴らしさ。最初は帰りだけ送ってくれればいいよって彼女が言っていたんだけど、行きも一緒にいきたいなーと思ったので迎えに行くよって言ったらOKしてくれた。言ってよかった。

 出勤時間が一緒の日は毎日これがいいなあって思った。

 仕事中もなんだか今日は彼女が無性に可愛く感じられて、幸せだった。多分いつもよりも甘えて来てくれるような感じがしたんだと思う。彼女は嫌なことを思い出したり体調が悪かったりして気分が晴れやかではなかったみたい。だからこそ僕と話をすることでその気分を紛らわせたり、楽しい気分にさせてもらおうとしていたんだと思う。それを甘えてきてくれていると感じたんだろう。

 こういう時に僕のメンタルも下降気味だと彼女の気分を盛り上げることができなくて大変なことになるんだけど、今日はいい感じだったので楽しく会話ができた。胸いっぱいに彼女が可愛いなあっていう思いが溢れて抱きしめたくなった。

 あ、そうそう。今日仕事の準備でネクタイを締めてる時に彼女が僕のネクタイをくいっくいっと引っ張ってくれて、よくある奥さんが玄関先でネクタイを直してあげるやつみたいなのね。こりゃあ新婚さんみたいじゃないかと思って、むふふってなった。実際はこんなテンプレみたいなことやらんだろうけどさ。でもなんかネクタイを直してもらうっていいね。すごくいい。大喜びである。

 仕事を無難に終えて、帰りも予定通り一緒。仕事が終わって一緒の車に乗り込むのが嬉しくてしかたなかった。なんだろうあの嬉しさ。彼女が「夫婦みたいだね」なんて言ってくれて僕の頭は危うく嬉しさで爆発するところだった。こんな感じで仕事を終えて、一緒に住んでいる家へと帰るなんてすごく素敵だ。僕がお風呂を掃除している間に彼女がご飯を作ってくれるって話になって、なんだその最高な展開って思った。妄想だけで幸せすぎてどうかなりそうだ。叫びだしたくなる。 

 いつものようにコンビニへ寄って軽く買い物をして、車の中でおしゃべりした。途中、彼女の目線が飲み物の方に向いていて、飲みたいんだなあって思った僕がそれを差し出すと「飲みたいと思ってたのよくわかったね」と褒めてもらえた。言われる前に彼女の求めていることを実行できると非常に誇らしい気分になる。彼女のことちゃんと見て考えているんですよーって体現できたことになるから。

 で、彼女を家まで送り届けた。結局台風なんてなかったくらいの静けさだった。彼女と一緒に仕事に行くという機会を作ってくれた台風に感謝しなきゃいけない。こんな楽しくて幸せな思いができるのなら台風を歓迎したくなってしまうね。