かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

スター性

 彼女の存在感。

 仕事中、彼女がいない日は彼女のことを考えて過ごす。忙しくても暇でも、なんとなくぼーっと彼女のことを考えている。今何してるだろうなあとか、明日は会えるなあとか。僕にとって彼女の存在というのはとてつもなく大きい。

 僕ほどじゃないにしても、職場の人たちにとって彼女の存在というのは大きなものだと思う。明日は誰が出勤だっけっていう確認をするときに、彼女の名前が一番最初に出てくる率が高い。それだけ彼女という存在がぱっと出てくる、あるいはいつも彼女がいるっていう感覚をみんな持っているってことだと思う。

 彼女がいない日でも彼女のメモにみんな感謝して、それを頼りに仕事をしているし、彼女が日々きちんとやっていることとか、みんなに教えたことというのは彼女がいなくてもきちんと根付いている。

 よく彼女は、自分が嫌われていないかって気にする。おばちゃん達の黒い部分を色々見てきているから、余計に心配になるんだと思う。でも僕から見れば嫌われてるなんていうよりも、むしろ僕や他の同僚たちに比べて好かれていると思う。おばちゃんたちからの情報は彼女経由で伝わってくるし、おばちゃんたちからも面白い話があったときに彼女から詳細聞いといてなんて言われる。彼女の信頼されっぷりと好かれ具合はなんとなく分かってもらえるんじゃないだろうか。彼女がおばちゃんたちから得た情報とか、こんな話をしたよっていう報告を受けると、すげえ密なコミュニケーションを取ってるっぽく感じるもの。好かれてなかったらそんなに会話ないよ。

 彼女の存在感は同僚だけでなくお客さんに対しても発揮されていて、彼女を気に入っている人はたくさんいる。彼女の対応がよかったからって、わざわざ彼女に接客してもらいたいっていう人だっている。話し掛けられることも多い。仕事中なのに長話に付き合わせられたり、あれもこれもと要望を出されたり、彼女にとって良いことばかりではないけれど、それでも彼女が好かれていると感じる理由にはなる。

 最近落ち着いた感はあるけれど、彼女に対してストーカーまがいの行為をしたくそやろうもいるし、彼女を微笑みながら見ているくそやろうもいる。今はなんのアクションも起こしてこないというだけであって、何も解決していないし全く油断はできない。これは彼女にとってマイナスでしかないけれど、そんな危ないファンが現れるくらい彼女は人気者なのである。ストーカーができるような人気はいらんだろうけどね。

 なんにせよ彼女が周囲に好感を与えていることは間違いない。

 そして彼女が職場で存在感を放ち、人気者であることは僕が第三者として保証するところである。