タイピング

　僕は最近「可愛い」と「素敵」という言葉をよく使うようになったなと思った。それはなぜかといえばもちろんどう考えても彼女の存在があるからこそだ。

　なんて言っても彼女は可愛いし素敵だ。

　今日、彼女の可愛いところを新たに見つけた。

　業務上、パソコンを使うことはあまりないんだけど今日は彼女がパソコンを使っているのを見る機会があった。今まで彼女がパソコンを使っているのを見たことなかったので僕はどんな風にタイピングするのかなあなんて思いつつ隣で見ていた。

　そうしたら彼女は人差し指を使ってカチャカチャとタイピングし始めた。その姿が可愛かった。トトトトってリズミカルにキーボードを叩く彼女。人差し指だけで。たぶん人差し指だけだったと思う。たどたどしいわけじゃなくて、スムーズに入力してるけど人差し指だけってのが可愛い。たどたどしかったら横で見ていてやきもきしてただろうけど、ちゃんと打てていたのでなんとなくホッとした。

　よくよく考えたら、パソコンで文章入力は結構やっていたんだろうからスムーズに入力できるのは納得である。

　スマホで文字を入力する姿は、こなれていて早くてさすがーって思うけど、キーボードだと洗練されていない感がちょっとあって、可愛い。慣れていない感じなんだろうなあとは思っていたけど予想を超えた可愛さだった。

　本当にこれはかなり可愛らしかったのでもう一度見たい彼女の可愛い仕草ランキング上位に入った。また見せてもらおう。

　思うに、彼女は何でもだいたいこなせる器用さを持っているから、失敗したり上手くできなかったり、慣れていないというような姿が可愛くみえるのかもしれない。

　何かを一生懸命やって、上手くできなくて、んー！ってなって、僕に渡してくる彼女可愛い。一生懸命挑戦している姿も可愛い。彼女が諦める前に手を出そうとすると怒ってくるのも可愛い。できない！ってぷーっとしてるの可愛い。

　ね？可愛いでしょ？

　そしてそんな可愛さにあふれる彼女、素敵でしょ？

　僕が可愛いと素敵を多用してしまう理由、分かって頂けたかな。