かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

紹介シミュレーション

 色々なしがらみを無視して、僕が誰かに彼女のことを紹介するとしたら、どうやって彼女の人となりを伝えるだろうと何日か前から考えていた。

 前提条件は僕と仲の良い友人であること、彼女のことを全く知らない人であること、僕が彼女と付き合っているという体であること。このくらいかな。

 まず僕が、彼女ができたんだーって言うでしょ。すると相手はどんな子?って聞いてくる。

 正直な願望としてはまず写真を見せたい。自慢したい。彼女は嫌がるだろうけど、僕はドヤァって感じで見せびらかしたい。こんな可愛い子なんですよーいいだろーってやりたい。ただまあそれは現実的ではないというか、最初から写真を見せびらかすやつうざいからやらない。

 見た目の説明は省くかなあ。省かないとしたら、僕の好みど真ん中で、身長はこれくらいで髪の毛はこんな感じでって身振り手振りをふまえて伝える。笑った顔がすっげー可愛いって言おう。

 内面の説明は、そうだなあ。凄くしっかりしている。良識があるし面倒見も良い。先頭に立って何かが出来る人。仕事もできる。僕が唯一仕事できると認めている人だ。

 みんなの前ではしっかりしてるしキビキビ働いているから出来る人というイメージが強くて、周りからの評価も彼女はしっかり者ってなってるけど本当は甘えん坊さんなんだよねーそういうところがたまらなく可愛いんだよねー。あぁこれ絶対ニヤニヤしながら言っちゃう。

 あと、言い合いになると絶対に勝てない。口の上手さは圧倒的に彼女のほうが上。僕のへろへろした言い返しに対して素早く弱点を突いてくる感じ。あぁこれ勝てないわーって何度も思ったことがある。口の上手さだけで圧倒してるわけじゃなくて、きちんと根拠とか論理があっての発言だから勝ち目がないよね。

 でもそうやって彼女と話してるのが楽しいんだー。

 どんなところが好きかって言われたら、話や好みが合うところ、一緒にいると他の何をしている時よりも楽しいところ、僕がつねに自然体でいても大丈夫なんだなって感じるところ。良識があるところも好きだし、頭が良いところも好き。

 あ、この流れからやっと見た目の話に行けるかもしれない。見た目が凄く好きなんだよーって。こんなに可愛いと思う人に出会ったのは初めて。笑顔とか間近で見た顔とか、すねた顔とか、泣いてる顔も可愛い。ほんとかわいいんだよー。

 最後にお前には絶対見せないけどねって付け加えておこう。笑顔くらいなら見れるかもしれないね。

 見てみたいとか会ってみたいとか言われたとしても、僕は堂々と彼女を紹介できる。自慢の彼女ですって。

 彼女が彼女だったら最高の彼女なんだろうって思うよね。ややこしいね。

 紹介シミュレーションは今後も脳内で繰り広げていこう。いつか、もしかしたらそんな機会も訪れるかもしれないからね。